胸が垂れる原因、クーパー靭帯とは・切れる原因・予防・再生・修復する方法・もし切れたら・切れているか確認する方法・手術

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クーパー靭帯

クーパー靭帯とは

乳房の皮膚の下は、脂肪組織や乳腺で構成されており、丸いかたちになっています。

この丸いかたちを保っている結合組織が、クーパー靭帯(乳房亭靭帯)といわれる靱帯です。

コラーゲン繊維で構成されている束で、多少の伸縮性があります。

クーパー靭帯が切れたら

クーパー靭帯が切れたり伸びてしまい、乳房が垂れ下がってしまうと、残念ながら元には戻せません。(美容整形は可能)

クーパー靭帯は筋肉ではないので、運動やマッサージをしたりサプリメントを服用しても元に戻すことは出来ないのです。

クーパー靭帯が切れる原因とは?
・体重の急激な増減
・妊娠、授乳
・ブラジャーの誤った着用方法
・加齢
・激しい運動
・姿勢の悪さ
・体の冷えによる血行不良

これらが原因となり、クーパー靭帯が切れたり伸びてしまい、乳房が垂れ下がってしまうのです。

クーパー靭帯が切れているか確認

クーパー靭帯が、切れたり伸び切ったとしても、特に自覚症状のような痛みや不快感があるわけではありません。

確認できるとすれば、見た目や触った感じで判断して確認します。

<クーパー靭帯が切れているか自分で確認する方法は?>
・乳房の上部のふくらみはあるか。
・乳房の張りはどうか。
・乳房や乳首の位置が下がってきて下向きになってきたか。
・乳房の左右が離れてきたか。

このような傾向がみられたら、クーパー靭帯が切れて乳房が垂れ下がってきた可能性があります。

しかし、もともとの乳房のかたちにも個人差があるので、セルフチェックとして自分の乳房のかたちを鏡で確認しておくことが大事です。

乳房の上部の位置はどこにあるか、張りはどうかなどを日々確認してみてください。

クーパー靭帯を再生・修復させる方法


クーパー靭帯が切れたり伸びてしまうと、美容整形以外に再生や修復させることはできません

しかし、日々自分で乳房のかたちを確認しておくことで、これ以上進行しないように予防する事は出来ます。

乳房のかたちを保つためには?
・運動をするときには、かならずブラジャーを着用する。
例えばマラソンで走ったり、ダンスをしたりすると乳房はかなり揺れます。
これが原因でクーパー靭帯が切れたり伸びきってしまうのです。
スポーツをするときには必ずブラジャーを着用しましょう。できればスポーツブラがおススメです。

・自分の乳房に合ったブラジャーを着用する。
自分の乳房に合ったサイズのブラジャーを着用しないと、ブラジャーをしている意味がありません。
小さいサイズだと、乳房が圧迫されて血行が悪くなってしまいますし、大きすぎると乳房が揺れてクーパー靭帯が切れたり伸びてしまう原因になります。
その他にも間違った着用方法をしていると乳房の型崩れの原因になります。
ブラジャーを購入するときには、出来れば店員さんにサイズを測ってもらい、試着した方が良いでしょう。

・ナイトブラの着用をする。
就寝中は、無意識で何回も寝返りしているために、乳房がかなり揺れています。
これを防ぐために就寝中でもブラジャーを着用することをおススメします。
しかし日中着用しているようなブラジャーでは締め付けが強すぎて、乳房の血行が悪くなりますし、息苦しくてなかなか寝付けません。
そのために就寝用の『ナイトブラ』があります。
これであれば締め付けもさほど強くなく、寝返りからも乳房の揺れを抑えてくれるので、安心して着用出来ます。

・赤ちゃんへ授乳する時は工夫をする。
クーパー靭帯が切れてたり伸びる大きな原因が、妊娠や赤ちゃんへの授乳です。
妊娠するとホルモンの影響で、乳腺が発達して乳房の大きさは2カップほど大きくなります。(個人差はあります)
乳房の大きさは出産し授乳が終了すると、だんだんと元には戻りますが、少しは垂れ下がってしまいます。
仕方がないことではありますが、工夫することでそれを最小限にとどめることは出来ます。

<妊娠、授乳中で気を気をつけることは?>
・マタニティブラジャーや授乳用のブラジャーを着用する。
・授乳する時には、出来るだけ座って姿勢を正す。
・授乳用のクッションを利用して、乳首と赤ちゃんの口の高さを同じにする。乳房を下に下げないようにする。
・寝ながら授乳しないようにする。
>>バストを元に戻してくれるクリニック

クーパー靭帯が切れて垂れた胸を元に戻す方法

クーパー靭帯が切れたり伸びてしまうと、再生や修復できないことはわかりました。

しかし美容外科で手術を行うことで、張りのある乳房を手に入れることができます。

『バストリフト(乳房吊り上げ術)』
伸びきって垂れてしまった乳房の皮膚を切開して、リフトアップさせて理想の位置に戻す手術です。
乳房の垂れている程度や、希望の位置によって手術方法は変わってきます。
事前に美容外科で医師と十分にカウンセリングをすることが必要です。

<費用はどのくらいかかりますか?>
美容外科での手術になり、保険適応外となります。
施設によって料金が異なりますが、カウンセリングや診察、検査、手術、処置、薬代を含めると、大体20万円から100万円以上で施術により異なります。
気になるようであれば事前に電話で確認をしてみてください。

バストを元に戻してくれるクリニック

クーパー靭帯が切れてしまえば張りのあるバストには戻りません。
このため垂れた胸を改善させるためには豊胸しかありません。
豊胸といっても大きくするだけでなく形を整えるなど様々な施術があります。
リバストと言って以前の形に戻したり授乳中や授乳前の大きさにしたりと好きな形に調整できます。
理想のバストは作ることができます。
詳細は各クリニックのホームページをご覧ください。
細かいことも医師が相談に乗ってくれます。

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