閉鎖恐怖症とは・原因・症状・何科を受診・治療法

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閉所恐怖症とは

恐怖神経症の中の一つです。

狭い場所である、エレベーターの中、電車やバスなどの乗り物の室内、窓のない狭い部屋、医療機関のCTやMRIの検査な ど狭い場所に閉じ込めれれる事に、異常なほどの恐怖や不安を感じることをいいます。

パニック発作を起こすこともあります。

 

閉所恐怖症の原因

閉所恐怖症の発症の原因は、過去に経験した恐怖感がキッカケで起こります。

例えば、子供の頃に押し入れに閉じ込められて狭く暗くて怖かった、乗り物の事故で何時間も車内に閉じ込められた、満 員のエレベーターが息苦しかったなど、、体験した恐怖や不安がキッカケで、それ以降同じような状況が起きると恐怖に感じてしまう様になります。
 

閉所恐怖症の症状は

閉所恐怖症の症状は人によって違いがあり、軽度から重度のものがあります。

重度の方ではパニック発作を起こします。

<パニック発作が起こる>
・激しい動悸や息苦しさ、胸の痛みがある
・身体の震え、発汗、痺れ、立ちくらみ(ひどい時には失神する)
・嘔気、嘔吐をする
・苦しくてこのまま死んでしまうのでは、、という不安と恐怖を感じる

発作の時間はさほど長くなくて、軽度のものであれば休むとだんだんと落ち着く事が多いです。

一度このような体験をしてしまうと、また起きるのではないかという『予期不安』を感じます。

 

閉所恐怖症は何科で診察を受ければいいですか。

閉所恐怖症は、精神科や心療内科を受診して下さい。

動悸や息苦しさを感じたからと、内科や循環器を受診する方もおられます。

他の疾患と区別するためにそれも必要な事ではありますが、閉所恐怖症からくるパニック発作では、検査をしても器質的な原因はありません。

閉所恐怖症で医療機関を受診する方は少なく、意識的にその場所を避ける傾向がありますが放っておくことで、特定の場所や乗り物が怖くて外出するのができなくなってしまうなど、引きこもってうつ傾向になる方もいます。

日常生活において支障が出るようであれば、精神科や心療内科を受診して診察することをオススメします。

 

閉所恐怖症の治し方

精神科や心療内科では、詳しく問診した上でカウンセリングをします。

認知行動療法や薬物治療で対処療法をします。

<自分での対処法>
外出する時には、閉所恐怖症のことを理解してくれるような信頼できる人と共に出かけるのが望ましいです。
誰かが付き 添ってくれると安心感があります。
もし一人の時に発作が起きたら、落ち着いて深呼吸をして「大丈夫、苦しくない、怖くない」とリラックスするようにします。
お守りとして、カバンに薬を持参すると安心感があります。
少しずつでいいので、ゆっくり慣れていけるようにしましょう。

<医療機関でのMRIについて>
閉所恐怖症の方は、検査前に相談することができます。
好きな音楽を流したり、リラックス出来るような薬を使用することもできます。
最近のMRIは音が静かなものもあり、施設によってはオープンタイプになっている機械もありますす。
 

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