動脈瘤とは・原因と症状と治療方法

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動脈瘤とは

心臓の左心室から全身へ送り出される際に最初に通る大きな血管を大動脈といいます。

この血管は全身に血液を送るため、本来他の血管よりも血管壁が厚く弾力があります。

また、他の血管よりも血液が送り出されるために圧力がかかるため、動脈硬化などが原因で血管壁が弱くなるとすぐにコブが出来てしまいます。

この状態を大動脈瘤と呼びます。

動脈瘤の原因

加齢に伴い、血管壁が弱くなり動脈瘤のリスクは高くなります。

また、生活習慣病である、高血圧や高脂血症などによっても、血管壁を弱くし動脈瘤のリスクがあります。

特に喫煙によって、大動脈瘤の破裂に至ることもあります。

このような生活習慣以外にも、血管壁を弱くする原因は他にもあり、感染や炎症、外傷、先天的な理由で大動脈瘤になりやすい場合もあります。

動脈瘤の症状

大動脈瘤の症状は、無症状でコブが大きくなることがありますが、コブが大きくなる部位によっては声帯を動かす神経である反回神経を圧迫して声がかすれることもあります。

コブが大きくなると破裂し、その際に胸の激痛が生じます。

この激痛からショック状態になり、心停止、呼吸停止といった生命の危機に関わる事態になります。

一旦コブが破裂すると、救命率は10%~20%と言われています。



動脈瘤の治療方法


大動脈瘤と診断された場合は、血圧のコントロールと、食生活を見直し、禁煙と、食事療法を行います。

血圧のコントロールは、継続的に身体状態に見合った薬を毎日忘れずに内服する必要があります。

食事は塩分を少なめにした食事にして、脂分の少ない和食中心が好ましいです。

また、ストレスを避けて、しっかり休息を取ることも重要です。

動脈瘤がある場合、便秘でお腹に力を入れることも禁物です。

その際、コブが破裂する場合もあるので便秘にならないようにコントロールしておく必要があります。

便秘傾向であれば下剤などのお薬が処方されることがあります。

また、胸部大動脈瘤の大きさが55㎜~60㎜を超えると手術の適応となります。

全身麻酔下で、開胸手術を行い大動脈のコブの部分を人工血管に置き換えます。

術後は入院前の生活を送ることができますが、この人工血管は感染に弱い為、歯の治療を要する場合には歯科医師にもこの手術の既往があることを伝えなければなりません。

また、局所麻酔下で行う、ステントグラフト法という手術もあります。

造影剤を使用し、足の付け根の動脈から大動脈までカテーテルを通して、コブの部分にステントを留置してコブを治すという方法です。

開胸手術よりも体への負担は少ないですが、正確性という部分では不確かな点があるようです。



 



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