吐血とは・原因と喀血の違い

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吐血とは

吐血とは上部消化管である、食道・胃・十二指腸から出血した際に、口から血液を吐いてしまう状態のことをいいます。

吐血の原因

吐血には様々な原因があります。

・胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの消化性潰瘍
これらはピロリ菌の感染によるものが多く、抗生物質の投与で治癒することができます。
また、アスピリン系の経口薬や座薬の使用によって消化性潰瘍を起こしやすく内視鏡での治療により治癒します。
薬物が原因の消化性潰瘍は、出血を繰り返しやすいです。

・食道静脈瘤が原因によるもの
これは食道の粘膜内にある静脈がこぶのように太くなり、破裂することで吐血に至ります。
消化管から吸収した栄養を肝臓に送る輸送路である門脈の圧が、肝硬変の状態が原因で上昇することで食道静脈瘤になり、それが破裂して出血します。

・胃がんによるもの
悪性のがん細胞が進行すると、その表面が崩れて出血し下血することもありますが吐血することもあります。

・出血性胃炎
出血性胃炎は胃の血流障害によるものが原因で、ストレスやアルコールの過剰摂取、薬剤が原因で起こる病気です。
病気が進行すると胃から出血し吐血することがあります。



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吐血と喀血の違い

喀血とは、気管支や肺からの出血のことです。

咳と一緒に血液を吐く状態です。

吐血は消化管からの出血に対して、喀血は気道からの出血でその大半は呼吸器の病気が原因とされています。

また、大きな違いとしては吐血の血液は胃液と混ざり合って吐くことがほとんどであるため、血液の色が暗赤色や茶色~褐色、時には黒っぽい血液を吐くことがあります。

その吐血したものは時間の経過とともに凝固しやすい性質があります。

吐血と併せて、下血といって血便(黒色便)が出る場合があります。

喀血の場合は、真っ赤な血液が、痰と混ざって吐くことがほとんどであるため、泡っぽい鮮血を吐きます。

喀血したものは凝固しにくく、下血を伴うことはありません。



 



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