血圧が高い時の症状
収縮期(上の)血圧が140mmHg以上もしくは拡張期(下の)血圧が90mmHg以上」であった場合が高血圧とされていますが、普段のみなさんの血圧はどれくらいでしょうか?
一度職場の健診などの結果を確認しましょう。
普段から血圧が高いと、まず頭が痛くなります。そのためにめまいがしたり、耳鳴りがすることがあります。
また、肩こりを感じる方もいます。
走り込んだ後などでは動悸がして、息切れがします。
血圧が低い時の症状
朝なかなか起きられず、午前中は元気が出ないといった症状の方が多いかと思います。
血圧が低いと、主に疲れやすく、だるさを感じる方がいます。
その他にめまい、耳鳴り、肩こり、不眠、食欲不振、集中力低下、動悸、息切れなどの症状があらわれます。
急に立ち上がったり、起き上がったりした時、めまいや立ちくらみを経験されると思いますが、その時に一時的に目の前が暗くなる、気が遠くなる、ひどい場合は失神することもあります。
その他、心臓や胃が一時的に血液不足になるために、動悸、胸やけ、吐き気、などがあらわれることもあります。
血圧を上げる方法
立ちくらみの場合は、一度仰向けの状態になり、足を心臓より高い位置まで挙げておきます。
意識がなくなっている場合は、救急車を要請した後、嘔吐した際に誤嚥の(ごえん:吐いたものが気管に入ること)危険性があるため、顔を横向きにしておきます。
・運動
有酸素運動、ストレッチやヨガ、かかと上げ運動が血流を改善し、血圧が増えます。
・食事
水分をしっかり摂取すること。
タンパク質をしっかり摂取すること、ビタミンやミネラルをバランスよく摂取しましょう。
・薬物
血圧を上げる作用のある薬(昇圧剤)、原因が特定できない場合や体質によるものが多いため、漢方薬によって体質改善することもあります。
虚弱体質には柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)、疲れやすく、食欲低下がある方には補中益気湯(ほちゅうえっきとう)、頭痛・めまいには当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)があります。
血圧を下げる方法
体を動かした後は全身の酸素を送ろうとするため、血圧や脈拍が上がります。
その場合は安静にリラックスすることで血圧は下がります。
首には体温調整のスイッチとも呼べる動静脈吻合という血管があります。
首を温めておくだけでも、血圧を下げる効果があります。
普段から血圧が高い方は、食塩摂取量を意識しましょう。
まずは麺類のスープなどを摂取しないことから始めてみることをおすすめします。
運動も、階段を降りるだけでも違います。
ふくらはぎの血流を良くすることで、血圧の改善が見られます。