人工透析とは費用や食事・寿命と透析にかかる時間

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人工透析の方の食事内容や一回にかかる時間や費用てどれくらいなのでしょうか?

さらに人工透析を受けられる方の寿命って…

人工透析とは

人工透析とは、なんらかの原因によって低下してしまった腎機能を代替する治療法(透析療法)のことです。

本来は腎臓の働きとして血液をろ過し老廃物を除去しますが、低下した腎機能ではこれが行えませんので、人工的に血液を浄化するということになります。

人工透析の費用

人工透析は血液のろ過・排泄方法の違いによって、血液透析と腹膜透析の2種類に分かれます。

いずれの透析が選択されるか、またご本人の病状に応じても具体的な費用は変わってきますが、一般的には患者1人あたり毎月30万円から50万円程度かかるとされています。

これは家庭にとって非常に大きな経済的負担となりますが、日本においては高額療養費制度の特例にあたり(長期高額疾病の特定疾患)、透析患者は必要な手続きを行うことで、自己負担額は月々1万円(一定以上の所得がある人は2万円)を上限とするような保険給付が受けられます。



人工透析の食事

透析療法を開始した場合、その後に長く続く透析生活を健康的に送っていくためには適切な食事管理が欠かせません。

個々の病状に応じた細かい栄養管理目標は、医師や管理栄養士らとよく相談して確認しておくことが必要です。

実は、いったん透析が導入されてしまうと透析導入前の慢性腎不全に対する厳しい食事管理からはやや緩和され、ゆとりのある食事内容を楽しむことができるようになります。

しかし、ここで暴食傾向となってしまうと人工透析療法自体を無意味にするばかりか、深刻な健康被害を招き得ますのでよく注意しなければなりません。

またタンパク質などの一部の項目には摂取上限にあわせて下限も設定されます。

これは血液透析によってタンパク質の一部が老廃物とともに排泄されてしまい、絶対量が不足することを防止するためです。

その他、リンや水分などについても明確な基準が定められます。

人工透析すると寿命は短くなるの?

透析導入が必要な病状にある患者さんでは、一般的に進行期の腎不全状態にあり、透析を導入するか腎移植を行わないと余命が限られてしまうケースがほとんどです。

したがって、透析を導入することで寿命を延ばしている、ということは前提として知っておかなければなりません。

その上で、人工透析患者の平均余命を考えると、各年代において腎移植患者と比べ、その約半分程度であることを示している研究報告がよく知られています。

これは透析そのものが、動脈硬化をはじめとした種々の合併症をしばしば伴うためです。

また、血液からの老廃物の除去以外にも、透析には代替することのできない腎臓の本来的な機能が残されていることもあります。

ただし、腎移植であっても臓器の拒絶反応などにより透析導入や再移植を要するケースもありますので、腎移植が常に最善策となるというわけでもありません。

また、透析関連技術は急速な進歩を見せており、近年では数十年以上に渡り人工透析を継続している患者さんを見かけることも珍しくはありません。



人工透析ってとれくらい時間がかかるの?

一般的な血液透析においては、週3回程度透析の施設に通い、1回あたり4~5時間程度の透析を受けることになります。

これまでは透析施設やその手法がきわめて限定されていたために、透析患者の自由度は低いと考えられてきました。

しかし最近では、施設間協力によって透析を行っている方でも旅行を楽しむことや、在宅で血液透析を行う方も増えるなど透析にまつわる状況は大きく改善してきていると言えます。

また、1回あたり6時間以上の透析が生命予後を改善するという研究成果に基づき、オーバーナイト透析を含む長時間透析を実施する施設も増えてきています。

 



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