知らないと怖い肺結核の症状と感染経路

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肺結核の原因

空気中に存在する結核菌が原因菌となります。

また、結核菌を保有している人のくしゃみや咳で目に見えないしぶきを吸い込むことで、結核菌が口や鼻から侵入し、肺の中の免疫細胞の中に取り込まれて寄生し生きていきます。

感染後すぐに発症するのではなく、その後風邪をこじらせて体調が弱まっている、HIVに感染した、ストレスや加齢、持病の悪化などを発端に、免疫細胞内にいた結核菌が活性化して血液やリンパ液中に乗って、肺のあちこちに結核菌がちりばめられます。

もしかしたら、ある日突然結核の症状が出て、受診したら肺結核だった…という場合もあり得るのです。

抵抗力が弱まっている状態になると、この結核菌が活性化することで、肺に炎症を起こし、その後肺の細胞は腐ってしまい(壊死)、呼吸困難などの症状に陥ってしまいます。

また、血液やリンパに乗って、他の臓器にも感染していきます。

肺結核の症状

風邪症状と似ており、咳、痰、発熱、体のだるさ、体重減少が出現します。

結核が進行すると、血痰が出ます。

高齢者はこれらの症状を上手く表現できないこともあるため、症状が長引くようなら早めに受診をしましょう。

肺結核は感染する?

結核菌は、咳をした時に出る目に見えないしぶきの中に含まれており、近くにいる人がそれを吸い込むことで感染をします。

結核菌は肺の中に取り込まれると、肺の中で炎症を起こし、肺を腐らせ空洞を作り、その中で生きていきます。

そしてそのような状態の人が、咳をすることで人から人へ感染させていきます。

この結核菌とは、紫外線に浴びてしまうと死滅してしまう物で、咳やくしゃみをしてすぐに人の体に取り込まれた結核菌が体内で増殖します。

そのため、感染しやすい人は家族などの身近な人に多いようです。



肺結核の検査方法

・血液検査
採血検査によって、結核に感染したかどうかを調べることができます。

・ツベルクリン反応検査
皮膚に専用の薬液を垂らして、その後の皮膚の発赤の大きさを調べて感染の有無を把握するものです。
薬液を使用してから48時間から72時間後に検査をしなければならず、時間がかかることと、皮膚へ負担がかかるため最近ではあまり行われず、採血で診断することの方が多いです。

・胸部レントゲン検査、CT検査
肺結核に感染している可能性が高い場合、レントゲンの検査を行います。
また、レントゲン上、結核菌の感染が認められて場合は詳しく肺の状態を診察するためにCT検査を行います。

・喀痰検査
専用の容器に直接痰を入れて検査に出します。
痰の中に結核菌があるかどうかを調べます。

肺結核の治療法


赤ちゃんのころにBCG注射が義務付けられています。

赤ちゃんの頃に結核の感染から身を守るためにはこのBCG注射がとても有効です。

必ず接種するようにしましょう。

大人の結核に対する治療は、内服薬での治療が主となります。

5種類の薬を4か月から6か月ぐらいかけて内服します。

一度に内服する薬の量が多いですが、必ず医師の指示の元中断せずに根気強く内服していく必要があります。

しかし、肺結核の症状で体力が奪われている場合や、周囲への感染が考えられる場合などは入院にて治療が必要となります。

入院中は個室にて隔離され、その病室へ入室する医療者は特殊なマスク、帽子、手袋、エプロンを装着して対応をします。

肺結核を放置しているとどうなる?

結核菌を保有していても、その症状はすぐには現れず、抵抗力が低下した際に活性化し、身体を蝕んでいくのが肺結核です。

この肺結核を放置すると、まず肺が腐っていって機能しなくなるため、呼吸困難や血痰、咳の症状が増強します。

そのような症状があると、食事も摂りにくくなり栄養状態が低下し、ますます体力が奪われていきます。

また、先ほども述べましたが、全身の臓器にも結核菌は拡散しますので、感染した臓器は臓器不全を起こし、生命の危険を招くこととなります。



 



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