知らなきゃ怖い虫垂炎(盲腸)の原因や症状・治療方法・入院期間と手術費用・手術後の注意点

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虫垂炎(盲腸)の原因

一般に若年者ではリンパ組織の過形成、成人以降では糞石や異物が主な原因と言われています。

これらによって虫垂内腔が狭窄や閉塞をきたし、血行障害に細菌感染が合併するため炎症が起こります。

誘因としては、暴飲暴食、過労、反復する下痢などがあると言われています。

あらゆる年齢層に発症しますが、リンパ組織の最も多い時期、10~20歳代に多発します。なお、乳幼児や高齢者には少ないです。

虫垂炎の症状

症状は病変の病期や炎症の強さなどによって異なります。

典型的な初期症状は、吐き気、嘔吐、食欲不振、心窩部痛です。

痛みは時間の経過とともに右下腹部に移行し、心窩部痛を訴えている場合でも、触診をすれば右下腹部に圧痛を認めます。

また、虫垂の先端が向いている方向によって自発痛の部位が異なる場合もあります。

進行すると、虫垂の炎症が壁側腹膜にまでおよび、腹膜刺激症状や発熱を伴います。

虫垂炎の治療方法

発熱や炎症反応が軽徴で腹膜炎症状を認めなないような軽症のものは、抗生物質の投与、安静、禁食で経過をみます。

手術適応決定のタイミングが難しいため、観察が重要となります。

炎症所見が著名の場合は、早期に虫垂切除の手術を行います。

また、他の疾患との鑑別が困難な場合には全身麻酔下に腹腔鏡下で手術を行い、腹腔内全体を観察することによって確定診断をつけることもできます。

虫垂炎の入院期間・費用

入院期間は、およそ腹腔鏡下の場合5~7日開腹手術の場合は1~2週間程です。

重症度や経過によっては長くなることもありますが、多くの病院はクリニカルパス(計画表)に沿って進めていきます。

費用に関しては病院や経過により様々ですが、診察料、手術料、麻酔料、入院料などでおおよそ10~20万円です。



虫垂炎の術後の注意点

・生活
術後合併症予防のためにも、疼痛コントロールを行いながら早期に離床を図るようにしましょう。
長期臥床による合併症は、入院期間の延長や創治癒遅延にも繋がりますので、無理のない程度にリハビリを進めると良いでしょう。
また、術後ドレーンなどが挿入される場合もあります。
その場合は、自然抜去に注意する必要がありますので、行動する際は注意しましょう。

・運動
手術後の運動に関しては、術後傷口の経過を診て判断されます。
抜糸はおおよそ術後1週間で行いますので、その後から始めることをオススメします。
入院により、体力や筋力が低下しているため、いきなり入院前と同じ運動量を行うとかえって危険です。
段階的に運動量を増やしていきましょう。

・食事
食事は術後の経過をみて始めますが、最初はお粥などの消化の良いものから開始して様子をみます。
退院後は特に食事制限はありませんが、再発予防のためにも暴飲暴食は控えましょう。
また、栄養状態が悪いと傷口の治りも悪くなりますので、しっかりと食事を摂り栄養状態を整えましょう。



 



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