気管支喘息の原因と症状・予防・改善方法・放置しておくとどうなるのか…

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気管支喘息の原因

気管支喘息には小児喘息と成人の喘息の二種類があり、成人の喘息は小児喘息だった人が大人になって再発するタイプと、成人してから突然発症するタイプに分けられます。

どちらの喘息も、原因は気道(空気の通り道)の炎症です。

気道の炎症には、遺伝因子(親が喘息などアレルギー体質)が関係していると考えられています。

慢性的な炎症で過敏になった気道は、少しの刺激にも激しく反応し、気道が収縮して喘息発作を引き起こします。

例えば、感染症(風邪やインフルエンザ)、気温や湿度の変化、気圧の変動(台風など)、煙(花火、線香、受動喫煙など)、走った後や冷たい空気を吸い込んだ後など、さまざまな環境因子が合わさって発作が誘発されます。

小児の場合はダニやハウスダストなど、アレルゲンを特定できることが多いのですが(アトピー型喘息)、成人ではアレルゲンを特定できないことが多くあります。(非アトピー型)

以上より、成人の場合は自身がどんなときに発作が起きやすいのかを把握し、自己管理することが大切です。




喘息の症状

炎症を起こして粘膜が腫れ、気道が狭くなって十分な呼吸ができなくなります。

夜中や明け方に胸がゼーゼー、ヒューヒューし、苦しくて眠れないなどの呼吸困難が代表的な症状です。

息を吸うときよりも、吐くときに苦しいのが特徴です。

咳や痰も出ますが、特に成人ではただの風邪と考え、治療が遅れてしまうこともあります。

咳や痰が2週間以上続くときは喘息も疑ってみてください。

喘息の症状改善方法

喘息の症状は個人差が大きいので、個々に合わせた治療が行われます。

基本となる治療は気道の炎症を抑えることなので、第一選択は吸入ステロイド薬になります。

吸入ステロイド薬は炎症を抑える効果が高く、飲み薬と比べて副作用が起きにくいなど、利便性に優れています。

ですが、症状が落ち着くと自己判断で治療を中断してしまう方がいます。

喘息の方の気道は、症状が落ち着いていても炎症が続いており、環境因子が加わればまた発作が起こる状態です。

長期的な管理が必要な病気であることを忘れないでください。

発作が起きてしまったら気管支拡張剤やステロイド剤の吸入や内服、場合によっては点滴など「今起こっている発作を止める」処置が必要です。

軽い発作なら自宅での処置、または外来受診で構いませんが、激しい発作が起きたら我慢せず救急車を呼びましょう。

現在は大分少なくなりましたが、喘息は最悪の場合死に至る怖い病気です。

喘息発作の予防方法

アレルゲンが特定している場合はできる限り除去します。

アレルゲンがダニやハウスダストなら、こまめな掃除や布団干しが効果的です。

気道を刺激しないことが一番ですから、適宜マスクを着用したり、愛煙家の方は禁煙も考えるべきでしょう。

風邪やインフルエンザに罹患しないようにすることも重要です。

うがいや手洗いを徹底するとともに、予防接種は必ず受けるようにしましょう。

疲労やストレスを溜めないような生活を心がけることも大切です。

喘息を放置しておくとどんな障害がおこってくるのか

喘息の方の気道は、症状がないときでも炎症がくすぶっています。

この炎症を悪化させず、安定した状態を長く保つことが目標に治療が行われます。

昔の喘息治療は「発作が起きたら止める」のが主流でした。

しかし、現在の治療は「発作を起きにくくする」のが原則です。

なぜなら、喘息発作を起こすたびに気道は傷つき、さらに刺激に敏感になるからです。

刺激に敏感になった気道は、ちょっとした刺激でも発作を起こすようになります。

発作を繰り返し、肥厚した気道は元に戻ることはありません。

症状が出たときにだけ治療したり、頻繁に吸入や服薬を忘れるなど、中途半端な治療を続けていると難治性の喘息になってしまいます。

先ほどもお話ししましたが、喘息は命を落とすこともある病気です。

その怖さを理解して、継続して治療することが大切です。



 



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