ハブに噛まれたらどうなるの?
病院でしっかり治療すれば死亡することはほとんどありません。
落ち着いて対応してください。
まずはハブかどうかの確認です。
噛み跡は1~4本の跡になり主に2本跡が多いです。
噛まれて数分で腫れてきて、焼けるような痛みを感じます。
噛まれてから5-10時間後に出血症状、たとえば噛まれたところからの出血、歯周病の部位からの出血、鼻血、皮下出血があり、最悪の場合は脳出血、急性腎不全、播種性血管内凝固を起こして死亡する例も報告されています。
噛まれて時間がたっても体調がおかしいと感じたら、すぐに医療機関を受診しましょう。
ハブに噛まれた時の対処方法
まずは周囲に助けを呼びます。
走ると症状が悪化する恐れがあるので、出来るだけ安静にしておきます。
その場で出来る応急処置は、咬まれた場所を心臓より上の位置に、包帯やネクタイなどの帯状の布で血流を止めすぎない程度に緩めを意識して縛ります。
腫れてきつくなるようなら、その都度縛り直して調整してください。
噛まれた場所は氷水などで冷やします。
痛みが出ても鎮痛剤やアルコールを勝手に摂取してはいけません。
その後の病院での治療に影響します。
可能な限り毒を吸い出すことも有効ですが専用の器具が必要です。
口で直接毒を吸いだす方法は、口の中に傷があった場合、虫歯、口内炎、歯周病などから体内に入り結果的に毒が回ってしまう可能性があるので避けるべきです。
そして救急車か車で運んでもらって病院へ向かいます。
余裕があれば、向かいながら病院へ連絡すると到着後の対応がスムーズです。
合わせて、咬まれた時刻と場所、症状の変化(赤み、腫れなど)を記録すると治療の参考になります。
過去にハブに咬まれた事がある場合、アナフィラキシーを起こす可能性がありますので治療時にその事も伝えてください。
ハブにかまれたら何科にけばいいの?
血清の注射が必要なため、内科ですが、血清を常備しているかどうかの問題があります。
救急車を要請するか、救急安心センター(#7119)で相談してください。