ジフテリアとは・症状・副作用・予防接種時期

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ジフテリアとは

ジフテリア菌の感染による上気道粘膜の疾患です。

まぶたの裏、耳、陰部、皮膚などがおかされることもあります。

菌が産生する毒素により昏睡や心筋炎などの症状が起こるとその5~10%が死亡します。

ジフテリアの症状

潜伏期は2―5 日間程度で、発熱・咽頭痛・えん下痛などが出ます。

鼻のジフテリアでは、血液混じりの鼻汁や鼻孔・上唇のびらんがみられます。

扁桃・咽頭ジフテリアでは扁桃・咽頭周辺に白?灰白色の膜(偽膜といいます)ができます。

気道にも偽膜ができると、呼吸困難となり、声門や気管支まで広がると、気道閉塞をきたして死に至ることもあります。

また、手足など末梢の神経に炎症がおき、神経麻痺が出ることもありますが予後は比較的良好です。

しかし、早期(1―2週)および回復期(4―6週)に心筋炎が起きると予後不良です。

この間は突然死に対する厳重な警戒が必要となりますので、発熱・咽頭痛・えん下痛などの症状が改善した後も、慎重な観察が必要です。

なお、学生の場合は本人が治癒するまでは出席停止です。

また、同居人に患者がいる場合、学校医が感染のおそれが無いと判断するまでは出席停止です。

ジフテリアワクチンの副作用

一番多いのは注射部位の発赤、腫脹、しこりです。

ふつうは冷やす程度で治療の必要がないことが多いですが、まれにひじを超えて大きく腫れたり水ぶくれが広がることもあります。

この場合は、腫れをとる薬などで対応します。

全身の反応としては、発熱、頭痛、寒気、だるさ、下痢、めまい、関節の痛みなどを認めることがあります。

いずれも1-3日中に消失します。

ただし、局所のしこりは1~2週間の残ることがあります。

昔あった重大な副反応としては、ジフテリアの毒素の無毒化がうまくいかず発症したことがありました。

現在は検査体制の強化によりこのような不具合はほとんどありません。

また、以前はワクチンの安定剤として使用されていたゼラチンでアレルギーを起こした事例もありましたが現在はゼラチンを使用していません。



ジフテリア予防接種時期

まずは、第1期として四種混合(DPT-IPV:百日せき・ジフテリア・破傷風・不活化ポリオ混合)を注射します。

以前は三種混合(DPT)でしたが、2015年に出荷終了になっています。

時期は生後3か月以上7歳6か月未満の間です。

初回はそれぞれ20日以上あけて3回皮下注射します。

そして1期追加は1期初回の3回目終了後に6か月以上あけて1回皮下注射します。

第2期として、二種混合(DT:ジフテリア・破傷風混合)を皮下注射します。

時期は11歳以上13歳未満で、回数は1回です。



 



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