目次
おりものが多い理由
おりもの(帯下)の働きとは、細菌や病気から子宮を守ってくれて、自浄作用の働きがあります。
その他は精子がスムーズに子宮に入り、受精の手助けをしてくれます。
おりものが多くなる理由として
・排卵期の前に、精子を迎えれるためにおりものの量が多くなる。卵白のようなドロッとのびるおりものがでる。健康で正常な身体の働きである。
・性感染症や何らかの病気が原因である可能性がある。おりものの量が増えるだけでなく、出血や悪臭があることが多い。
以上のことが挙げられます。
排卵期の前で、おりものの色が透明や白っぽく、変なにおいがなければ大丈夫ですが、少しでもいつもと違うと感じたら自己判断しないで医療機関を受診したほうがよいでしょう。
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おりものが臭う時の原因
おりものは正常な人でも、下着について時間が経つと少し甘酸っぱい臭いはします。
それは誰でも起こりうる事です。
生理前になると甘酸っぱい臭いは少し強くなります。
しかしいつもと違うような臭いがしたら注意が必要です。
腐ったような生臭い悪臭がするようであれば細菌性膣炎かもしれません。
他にはトリコモナス膣炎などの性感染症の疑いもあります。
まれにですが、進行性の子宮がんの可能性もあります。
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おりものに血が混じる原因
生理以外でおりものに血が混じる事を「不正出血」といいます。
正常な身体の状態でも、排卵期におりものに血が混じることがあります。
これは「排卵出血」といいます。
医師の診察をキチンと受けて「排卵出血」と診断されていれば大丈夫です。
不正出血で考えられる病気は以下のものがあります。
・膣炎、膣部びらん
・子宮筋腫
・子宮頸がん、子宮体がん
・子宮頸管ポリープ
・子宮内膜症
妊娠中であれば、流産や子宮外妊娠の可能性があります。
生理や排卵出血以外の、不正出血は要注意です。
少ないから、たまにしか出ないからといって自己判断するのは非常に危険です。
必ず医師の診察を受けてください。
おりものが茶色い原因
おりものが茶色いのは、不正出血をしている可能性があります。
出血というのは、鮮血だけでなくて、茶色も不正出血です。
上記の病気が考えられるので、注意しましょう。
おりものが白い原因
おりものが白い原因には「カンジタ膣炎」が考えられます。
<カンジタの症状は?>
・おりものが白くなり、おからのような白くポロポロとしたものが下着につく。
・外陰部の強いかゆみがある。
・外陰部が赤くなる。
カンジタ膣炎は、薬の影響や体調不良で抵抗力が落ちた時に、膣の自浄作用が低下して起こります。
性行為で感染することもあります。
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おりものが黄色くて粘り気があるのはなぜ?
おりものが下着について、時間が経つと黄色っぽくなることがあります。
これは正常な状態なので心配いりません。
しかし、おりものが黄色から緑色の膿ものようなもので、悪臭がある場合は「トリコモナス膣炎」が考えられます。
<トリコモナス膣炎の症状は?>
・黄色~緑色で、粘り気があり、細かい泡が混じったおりものが増える。
・生臭い悪臭がある。
・外陰部のかゆみ、ただれ、赤みがある。
・排尿痛や性行為のときに痛みがある。
トリコモナス膣炎は、性行為で感染します。
自分だけ治療するのではなくてパートナーも一緒に治療しなければいけません。
淋病(淋菌感染症)も感染すると黄色いおりものがでる場合もありますが、自覚症状がないことが多く、気が付いた時には子宮内膜炎や卵管炎まで進行していることもあります。
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おりものが水っぽい
排卵期前に、卵白のようなおりものが増えるのは心配いりません。
正常な身体の状態です。
しかし、排卵期に関係なく常におりもの量が多く水っぽい時は「クラミジア感染症」が考えられます。
クラミジアは、おりものが水っぽくて量が増える以外に、ほとんど自覚症状がありません。
クラミジアを放置しておくと、子宮内膜炎や卵管炎などを合併して、不正出血、下腹部痛を起こします。
卵管炎になると将来不妊症や流産、子宮外妊娠になることがありますので、きちんと医師の治療を受けなければなりません。