加熱式タバコって健康被害がないと思っている方はたくさんおられます。
どのような健康被害があるのかわからなかったため害があるという提示ができませんでした。
ですので多くの人は害がないものだと思っているのですが加熱式タバコは有害であるという研究結果が出ました。
加熱式タバコは有害
加熱式たばこ製品の「iQOS」(アイコス)は血管に悪影響を与えるという調査結果を、米国のカリフォルニア大学が発表しました。
iQOSの蒸気に曝露したラットの血管内皮機能は、一般的な紙巻きたばこの煙に曝露したラットと同程度に低下したという。この研究結果は米国心臓学会(AHA)のサイエンスセッションで発表されました。
こういう記事が出ています。
ラットにて実験をした結果、血管に悪い影響が紙タバコと同様にでる結果となったのです。
血管の柔らかさを数値化したもので紙タバコ同様に血管が硬くなるという結果がでたのですが、これは長期間吸い続けると動脈硬化になっていく可能性があるという事なんです。
動脈硬化は脳梗塞や心筋梗塞といった死に直結する病気を引き起こしますので健康被害がないと思っている人は知っておいた方が良いですね。
今回はラットで実験した結果なのですが人とラットの循環器系におけるタバコの煙への反応はとてもよく似ているので人にも当てはまる可能性が高いとスプリンガー教授は言われています。
日本呼吸器学会の見解
さらに日本呼吸器学会は新型たばこについて、
「健康に悪影響がもたらされる可能性がある」
「使用者にとっても、受動喫煙させられる人にとっても、推奨できない」
という見解を公式サイトで発表しています。
世界保健機構(WHO)の見解
また世界保健機構(WHO)も警鐘を鳴らしています。
新型たばこの使用者の呼気を特殊なレーザー光で照射すると、大量のエアロゾルを呼出している、世界保健機構(WHO)では、「電子たばこのエアロゾルにさらされると、健康に悪影響がもたらされる可能性がある」と指摘しています。
(1)電子たばこ使用者の呼出煙中のニッケルやクロムなどの重金属濃度は、燃焼式たばこの呼出煙よりも高い。
(2)PM2.5、ニコチン、アセトアルデヒド、フォルムアルデヒドなどの濃度は燃焼式タバコの呼出煙中より低いが、通常の大気中濃度の14~40倍(PM2.5)、10~115倍(ニコチン)、2~8倍(アセトアルデヒド)、20%(フォルムアルデヒド)、それぞれ高い。
今まで電子タバコに害はないと言っていた方は少し見方が変わったのではないでしょうか。
紙タバコであれ電子タバコであれどちらも体に不必要なものです。
そんなものを取り入れても体が喜ぶわけがありません。
人間の体は必要なものを取り入れ不必要なものを出すようにできています。
健康を気にして電子タバコを吸うよりもタバコ自体を止めた方が健康が手に入ります。