脳出血とは・原因・前兆・症状・再発率・死亡率・治療方法・後遺症・治療期間・回復の見込み

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脳出血



脳出血について

脳出血とは

脳の動脈が切れて、脳内の出血によって起きる病気。

脳溢血(のういっけつ)とも言います。

脳出血の原因

脳出血のうち、約70%を占めるのは高血圧による出血です。

発症に血圧の関与が極めて大きく、血高血圧予防という予防法が確立されている疾患です。

その他には、脳動静脈奇形という脳の血管が生まれつき独特な形をしている病気があります。

若い方に起きる脳出血はこれが原因と考えられています。

そのほか、妊娠、血液が固まりにくくなるお薬が効きすぎていたり、脳腫瘍なども脳出血の原因となることがあります。

脳出血の前兆・症状

高血圧性の脳出血は日中の活動時に血圧が上がるために起きることが特徴です。

症状は発症部位や出血の大きさで決定されます。出血が少量であれば軽い頭痛、吐き気があります。

出血量が多くなるにつれ意識障害が起き、多量出血になると昏睡状態となり、生命の危険が生じます。

これは、脳の中に血の固まりが急にできると、頭の中の圧力(頭蓋内圧)が上がり、固い頭蓋骨の中に入っている脳がむくみ、生命の中枢である脳幹を圧迫するためです。

脳出血の再発率・死亡率

脳卒中は再発しやすい病気です。

その年間再発率は約5%というデータや、10年間で約半数の患者が再発したというデータもあります。

脳内出血の患者数は約17万人であり、脳卒中の約13%を占めています



脳出血の治療方法

・軽症例
血圧を下げて血液が自然に吸収されるのを待ちます。
救命を目指すための手術です。
ただし、術前が昏睡例では良好な予後は期待できません。

・重症例
手術を行います。
血腫による周囲の脳組織への圧迫を除去し、圧迫によって起こっている症状を軽減することを目的としています。
手術には頭蓋骨をはずして血液を除去する「開頭血腫除去術」と、頭蓋骨に小さな穴を開け、そこから細い管を用いて血液を吸い出す「定位血腫除去術」があります。

脳出血の後遺症

後遺症は出血を起こした場所や出血量によってさまざまです。

脳は場所によりさまざまな役割を担当しています。

そのため、どの部位でどれくらいの出血量だったかによって、症状と後遺症も違ってきます。

脳出血のうち一番多い被殻出血の場合、右脳に出血が起きた場合は左半身、左脳に出血が起きた場合は右半身の片麻痺が起きる可能性があります。

また片麻痺を起こした場合は、同じ側に感覚の障害を起こすことがあります。

手足の痺れ
物に触っても感覚がない
温度を感じなくなる
などです。

脳出血の場合、小脳や、生命活動の維持を担う脳幹部の橋で出血が起きると、命にかかわります。

救命されても、四肢麻痺や意識障害といった重篤な後遺症が残ることがあります。

脳出血の治療期間や回復の見込み

症状の回復度合いで治療期間は変わってきます。

点滴による治療で血腫や脳のむくみを改善させても、高血圧に対する治療やリハビリは改善の見込みがあるうちは継続することが多いので、病気と長い付き合いになります。



 



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