舌がしびれる原因
これも多くの原因がありますが、内服薬や摂取した食物(特にフグを含む魚介類やキノコ類などの自然毒)による影響はしばしば一般内科外来でもみられます。
また糖尿病をお持ちの方では、糖尿病性神経症という病態への進行によって、足裏や指先のしびれ感にあわせて、舌のしびれを訴える場合があります。
その他にも神経内科領域では、神経筋疾患と呼ばれる筋力低下や筋肉の萎縮を主体とする疾患群でも舌のしびれを自覚することがありますが、頻度は決して多いわけではありません。
舌がしびれて苦く感じるのはなぜですか?
舌の異常と周辺症状、特に舌のしびれや感覚障害(ピリピリ感など)、唾液の不足などでは、味覚異常を伴うことが極めて一般的です。
直接的な味覚障害の原因は、舌にある味蕾(みらい)という小さな器官ですが、種々の要因によって味蕾にある味細胞が壊れてしまうことで起こります。
このような味覚障害は原因疾患の改善にあわせて軽快することがほとんどなので、まずは疾患の治療が重要ということになります。
舌のしびれと性病は関係ありますか?
舌のしびれは背景に必ず性病がある、と言い切ることは全くできませんが、梅毒によるできものや淋病による喉の痛みなどにあわせて、舌のしびれ感を自覚される方もいます。
いわゆるハイリスクな性交渉があった後から、強い症状の自覚がある場合は性病の可能性も除外できないので、まずは近隣のクリニックを受診し、エピソードについてもあわせて医師に伝えるようにしてください。
※健康保険証を使うといつ受診したのか自宅に受診記録が送られてきます。
GME医学検査研究所の検査キットは匿名ですので家族やパートナーに知られることなく結果を知ることができます。
舌のしびれは何科に行けばいいですか?
基本的には一般内科、耳鼻咽喉科のクリニックで対応できるので、自宅近くの通いやすいクリニックにご相談ください。
上記のように強く性病を疑っている場合は、泌尿器科や性病科に相談することも間違いではありませんが、症状が舌のみに限局している場合は最終的に内科の診察も必要なので、二度手間となることを考えれば、まずは一般内科あるいは耳鼻咽喉科への相談がおすすめです。