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舌が黒い原因
舌が黒い原因には、飲み物やタバコのやにが原因で黒くなる場合があります。
黒毛舌といって、舌に毛が生えたように見える病気があります。
これは、胃腸炎などの症状や腎機能障害があった場合、糖尿病などが誘因として挙げられます。
また、口腔内の細菌コントロールの状態が悪くなったことで、舌が黒くなることがあります。
この黒毛舌をみるとビックリするような状態ですが、悪い病気ではありません。
他の原因に、クラリスロマイシンという抗生剤を飲んでいる人も舌が黒くなる場合があります。
この抗生剤には黒い色素を発生させる口腔内常在菌が多く発生するためです。
他の抗生剤と比べても、唾液の中へ移行する量が多いため舌が黒くなりやすいとされています。
子どもから高齢者と幅広い年齢層に使用しているため、年齢層に関係なく副作用の症状が考えられます。
体調が回復して飲まなくても良い状態になれば黒毛舌も改善しますが、医師の指示通り内服を行わなくなるケースに繋がりやすく、治療の効果が得られない事態が考えられます。
抗生剤を飲み終えても舌が黒い場合は主治医へ相談してみましょう。
舌に黒い点・斑点・シミのようなものができたのですがメラニン色素沈着か何かですが?
母斑といって口の中にほくろができる場合もあります。
日本人は、白人と比べてメラニン沈着が多い為、舌にほくろが出来る場合もあります。
ほくろなので治療は必要としませんが、悪性黒色腫という口の中のがんと鑑別が必要です。
悪性黒色腫は転移しやすく予後は極めて悪いとされているため、舌や口腔内が黒く変色している場合は早めに受診する必要があります。
黒毛舌はリステリンとかで落ちますか?
黒毛舌の主な原因には抗生剤投与が考えられており、原因となる薬剤を終了すれば自然と治ります。
しかし、黒毛舌になると舌が乾燥しやすく食事が摂りにくくなったり、会話がしにくかったり、口臭の原因や感染症を引き起こす可能性があるため、自宅でのケアも重要です。
リステリンなどのマウスウォッシュは手軽に使用できるケア用品です。
乾燥や口臭、歯周病予防、口の中のネバネバや舌のざらつきなどの不快感などにも一時的に効果はありますが、マウスウォッシュだけでは黒毛舌が剥がれ落ちることはありません。
黒毛舌を落とす方法は、定期的に口の中を潤して舌の表皮が剥がれ落ちてくるようなら、舌ブラシや口腔ケア用スポンジ、ガーゼで優しく舌を拭きます。
口の中の乾燥を防ぐには、ジェルタイプの保湿剤のほうが効果はありますが、マウスウォッシュを併用してケアに取り入れることは悪くありません。
舌が黒いのが気になるのですが病院は何科へ行けばいいですか?
まずはかかりつけの歯医者へ相談しましょう。歯科口腔外科のある病院は、大学病院や総合病院がほとんどで、紹介状がないと受診できない可能性があります。
また、予約待ちで受診できるまで長い時期待つことも考えられるため、早めにかかりつけの歯科医へ相談することをお勧めします。