フラッシュバックとは・症状・対処法

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フラッシュバックとは

強いトラウマの体験、心的な外傷を受けた後になってその時の記憶・思い出が突然、とても鮮明に思い出したり夢に見たりする現象です。

 

フラッシュバックの症状

具体的な例では、不安な気持ちになり、悲しい気持ちになる、どうしようもないように思う、無力感、頭の中が真っ白になる、いつもと違って言葉が思いつかなくなる、など様々です。

これがほんの一瞬のこともあれば、数分にわたることもあります。

トラウマになったその記憶が、無意識に、また急に思い出されしかも現実に起こっているかのような感覚が強い時を指すことが多いです。

フラッシュバックが起きた場合、必ずしも映像や音が存在するとは限りません。

記憶には様々な要素があるため、フラッシュバックは怖さ、恐ろしさなどといった感情や味覚、痛みなど感覚の衝撃として発生することもあります。

同じ場所、似たような場所、同じ人、似たような人、トラウマとなる状況を思い出させるもの(音、におい、モノ、感覚など)がきっかけになることが多いです。

思い出したくもないのに同じ状況を思い出して、身体が反応するならばフラッシュバックかもしれません。

言葉としての理解や表現する能力を持たないような幼児期にトラウマとなった体験については、意識しないまま記憶として持っている可能性があります。

そして、フラッシュバックにおいてそれらを再び経験する可能性があります。

また、非日常的な体験以外でも日常の出来事がトラウマの原因になる可能性があります。

精神的に弱いからなるわけではありません。

トラウマと無関係だと思っている人でも、きっかけによっては起こりえることがあります。

失恋、叱責、緊張、いじめ、などといった様々なきっかけでトラウマになる可能性があります。
 

フラッシュバックの対処方法

コーピングという方法があります。

ストレスの要因や、それがもたらす感情に働きかけストレスを除去したり緩和したりする方法です。

ストレスコーピングまたはストレス対処法ともよばれます。

・ストレッサーとなるもの
対処法としてはストレスの原因を取り除くことです。
自己主張をする(アサーショントレーニング)、ストレスの原因に慣れる・回避する、などがあります。

・ストレスを認知すること
対処法としてはストレスの原因を取り除くことです。
自己主張をする(アサーショントレーニング)、ストレスの原因に慣れる・回避する、などがあります。

・ストレス反応
対処法はストレス反応を取り除くことです。
例えば、ゆっくり休憩する、ダラダラする、スポーツで体を動かす、瞑想する(マインドフルネス)、愚痴をこぼす、などが挙げられます。

それぞれで対処方法が異なります。

これらのコーピングを自覚的、戦略的に行なうことが必要です。
 

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