高尿酸血症とは・原因・症状・痛風・治療法・食事

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高尿酸血症とは

高尿酸血症とは、血液中の尿酸値が上昇している状態を指します。

一般的には痛風として知られる疾患で、いわゆる生活習慣病の一種として考えられ、食生活をはじめとした生活習慣の乱れが発病の主たる背景となります。

高尿酸血症の原因

高尿酸血症は食生活の乱れなどを直接の原因として、誰にでも起こり得る疾患と言えます。

特にプリン体の多い食材、たとえばレバーやいくら、卵などを多く使用した食事が継続すると比較的容易に血中尿酸値は上昇します。

このような尿酸値を直接上昇させやすい食生活に加え、高エネルギー食や適切な運動の欠如などによって肥満をきたすと、血中尿酸値の上昇に拍車をかける状況が生まれます。

また、アルコールの多飲や間食も高尿酸血症のリスクとして知られています。

古くから、「痛風(高尿酸血症)は贅沢病」と呼ばれてきましたが、あながち間違いではなく経済的な後進国よりも先進国において高尿酸血症が多く見られる事実もこれを示唆しています。

日本食においても、いわゆる高価で美味しいとされているものには尿酸値上昇のリスクが隠れがちです。

バランスの良い食事を心がけ、予防につとめることが一番の高尿酸血症対策となるはずです。

一方、血中の尿酸そのものは腎臓によって排泄されますが、なんらかの原因によって腎臓機能の低下をきたしている場合には、排泄不良による高尿酸血症を認めることになり必ずしも生活習慣の乱れに起因しない高尿酸血症も存在しています。

高尿酸血症の症状

高尿酸血症、つまり血中の尿酸値が高い値のまま継続して経過すると、尿酸が結晶化し種々の症状を引き起こすようになります。

痛風発作として知られる足や手の鋭い痛みも当然大きな問題となりますが、結晶の沈着先が腎臓となれば痛風腎と呼ばれる腎臓機能の低下を起こします。

これは高尿酸血症に伴う深刻な症状のひとつで、腎臓機能の低下が過度に進んでしまった場合、老廃物の除去機能が損なわれ血液透析の適応となることもあります。

また、特に脱水状態が長く続くような場合には尿中の尿酸が凝縮しやすくなり、ここで結晶化すると尿路結石として症状をきたすようになります。

皮膚や関節への沈着では、痛風結節と呼ばれるコブを作りやすく全身のいたるところに腫れを認めることもあります。

高尿酸血症を放置しておくと痛風になるの?

高尿酸血症によって痛みが出た状態を、一般的に痛風として認知されています。

健康診断などでは尿酸値の値にも注目し、基準値を超えて高い場合はぜひ近隣の内科クリニックを受診してみて下さい。

生活習慣の改善などを通して、次第に値が低下していくことを定期的な血液検査で確認してもらうことが大切になります。



高尿酸血症の治療法

高尿酸血症の治療において最も大切なことは、食生活を含む生活習慣の改善になります。

これを十分に行った上でも適切な低下が見られない場合、または非常に高い値で推移しており余裕を持った対応が難しい場合などに、内服薬による治療が開始されます。

高尿酸血症の治療に使われる薬は尿酸合成そのものを抑えてしまう尿酸合成阻害薬と、尿酸の排泄を促進する尿酸排泄促進薬です。

特に痛みが強いケースなどには、症状にあわせた消炎鎮痛剤の投与も一般的に行われます。

高尿酸血症はどんな食事メニューにすればいいの?

前提として脱水状態を防ぐために、十分量の水(心臓疾患や透析などによる制限がなければ1日2リットル以上)を飲むことがすすめられています。

これは尿酸の結晶化を防ぐという目的にあわせ、尿からの排泄をすすめることで血中濃度の上昇を予防する目的があります。

実際の食事においては、完全にプリン体を除去した食事を行うことは常識的ではありませんが、まずどういった食事や食材に多くのプリン体が含有されているのかを知ることが大切です。

次にそういった食事や食材をうまくコントロールして、過度にプリン体の多い食事が継続しないように心がけることが欠かせません。

同時に、絶対的な食事量は多くなり過ぎないように日頃からよく注意し、日々の運動量に見合ったカロリー摂取を目指してください。

体重が適切な範囲にあることも、高尿酸血症の予防と治療に重要な要素であることは多くの研究結果からも明らかにされています。

特に野菜や海藻類の摂取は尿をアルカリ性に近づけることを通して、尿酸結石の予防に有効であることも知られていますので、食事内容検討の参考にしてみると良いでしょう。



 



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