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ぎっくり腰とは
ぎっくり腰とは、急性腰痛症ともいいます。
日常生活の動作において、急に腰に激痛が生じて動くことすらできない状態になります。
ぎっくり腰の原因
ぎっくり腰の原因は、洗面時に中腰になった時や、重い物を持った時、またベッドや布団から起き上がろうとした時や、中にはくしゃみをした時にぎっくり腰になる場合があります。
日常生活上、何気ない動作で誰でも起こる可能性のあるぎっくり腰ですが、特に筋肉疲労状態の人や姿勢が悪い人、高齢者、運動不足の人に起きやすいです。
ぎっくり腰の症状
ぎっくり腰の症状は、急激な腰痛の出現です。
ぎっくり腰を起こすと、激痛のため体を動かすことができません。
無理に体を動かすことで、症状が悪化することがあります。
ぎっくり腰と同時に足に痺れが生じた場合は、腰椎椎間板ヘルニアといって、椎間板がつぶれて神経を圧迫する病気ですが、歩行障害や排尿障害を起こす恐れがあるため腰痛のほかに痺れが生じた場合は注意が必要です。
ぎっくり腰の治し方
横向きに寝て、腰を少し丸くすると痛みが和らぐことがあります。
ぎっくり腰を発症して2日程は患部の炎症が続くため、発症時は患部を冷やすことを心掛けましょう。
冷やさずに痛みを放置すると炎症が広がり治るまで時間がかかることがあります。
また、患部の冷却と併用して痛み止めの薬を飲んだり、湿布薬を使用します。
コルセットを装着することで痛みが緩和することもありますが、前述にも述べたように足の痺れも出現した場合は、必ず受診するようにしましょう。
ぎっくり腰になると何日くらい痛みが続きますか?
個人差がありますが、激しい痛みが続くのは2~3日です。
その後、少しずつ痛みが軽減し何とか自宅での生活を送るができるまで10日ほどかかります。
ぎっくり腰におすすめの湿布
受診した際によく処方される湿布薬は、モーラステープやロキソニンテープが処方されることが多いです。
この湿布薬はドラッグストアでは購入できませんが、応急処置として湿布薬を購入する場合もあると思うので下記内容を参考にして頂けたらと思います。
湿布の種類を大きく分けると、炎症テープ、冷湿布、温湿布の3種類に分類されます。
ぎっくり腰になった場合は、炎症を抑える炎症テープか冷湿布を選択しましょう。
炎症テープは、茶色の薄いテープで剥がれにくい構造になっています。
鎮痛剤が患部に浸透しやすく、腰の痛みが強い場合は効果があります。
しかし粘着力が強い為、肌が弱い人はかぶれやすくなるので注意が必要です。
冷湿布は貼付した際にヒンヤリと感じる白色の湿布です。
患部を冷やして炎症を鎮める効果がありますが、臭いが強いことと、剥がれやすいという欠点があります。
これらの湿布薬の成分や含有量によってはアレルギー症状を引き起こす場合があるため、購入の際には必ず薬剤師に相談してから購入することをお勧めします。
ぎっくり腰になったら何科で受診すればいいの?
ぎっくり腰になった場合には、まずは整形外科を受診します。
おそらく医師は問診と症状でぎっくり腰の診断は予測できると思いますが、その腰痛はぎっくり腰以外の疾患が原因あるのかないのかを確認するためにレントゲン撮影をすることが多いです。
そのため、医療機器がそろっている整形外科の受診をします。
また、病院を受診することで、患部の状態と症状に応じた湿布薬や痛み止めの処方を出してもらえるため、専門医のいる病院を受診します。
ぎっくり腰の予防方法
ぎっくり腰は癖になりやすく、繰り返し発症しやすいことが特徴です。
日常生活でも、腰に負担をかけない動作をすることでぎっくり腰の予防ができます。
布団やベッドは硬めのものにし、起き上がりの動作は腕をベッドに添えて起き上がります。
座っている際にも、硬めで背もたれ付きの椅子に腰かけることで予防ができます。
また、重い物を持ち上げる際には腰をすぐに起こそうとするのではなく、荷物を体に近づけ立て膝をして持ち上げます。
日頃から猫背で姿勢が悪い人はぎっくり腰になりやすいので、整骨院で相談してみても良いでしょう。