低血圧症とは・原因・症状・改善・治療方法

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低血圧症とは

低血圧症は末梢(一般的には腕)で測定した血圧値が、通常期待される値よりも小さい状態を指しますが、必ずしも病的な症状を示すわけではなく治療対象とならないこともしばしばあります。

低血圧症の原因

低血圧症は収縮期血圧(上の血圧)で、100mmHg未満、また90mmHg未満をショック状態と表現することが多いですが、必ずしも病的な原因が潜んでいるというわけではありません。

たとえば、特に若年女性などが水分摂取を制限した状態で健康診断を受診すると、完全に健常で特段の症状もないにも関わらず、収縮期血圧が80-90前後であることも決してめずらしくはありません。

こういった低血圧症は本態性低血圧と呼び、いわゆる体質性の低血圧であることが多くなります。

これとは別に、なんらかの外傷に伴う大量出血、循環器疾患(特に心臓疾患)、内分泌疾患、悪性新生物(ガン)などによって引き起こされる低血圧は二次性低血圧と呼ばれ、こちらは医療的な介入を要する比較的深刻な状況と考え本態性の低血圧とは区別した対応が必要となります。

低血圧症の症状

低血圧症においては、めまいや立ちくらみといった貧血様の症状を訴えることが多くなります。

また、いわゆる不定愁訴のように頭痛や倦怠感、易疲労感、肩こりなども一般的な自覚症状としてしばしば見られます。

低血圧症に伴う深刻な症状を呈する例では、強い胸痛や嘔気、嘔吐、視野異常、失神、意識障害などをきたすこともあります。



低血圧症の改善・治療方法

低血圧症の治療の根幹は、血圧を正常値に戻すこと、つまり昇圧剤の投与を行うことにあります。

ただし、上述のようにあきらかな症状がなく、明確に体質性に低血圧症を呈しているケースではほとんどの場合で治療適応がなく、もちろん昇圧剤の投与も行われません。

このような場合には普段からの脱水予防に向けた十分な飲水を行うことと、症状発現時には早期に受診をすることが欠かせません。

二次性低血圧のうち、高頻度にみられるものは脱水症に伴う低血圧症ですが、これは脱水の補正によって急速な改善が期待できます。

他の二次性低血圧についても、必要に応じた昇圧剤の投与に加えて低血圧の原因となった原疾患の治療が重要となります。

細菌感染症に伴う場合は抗生剤治療が併用され、外傷による大量出血を原因としている場合には外科的治療に加え輸血によって循環血液量を確保することもあります。



 



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