毛虫に刺された時の症状
毛虫に触れると、激しい痒みを伴う蕁麻疹のような赤い湿疹が出現します。
特に、首筋や腕に発症することが多く、掻きむしってしまうと赤い湿疹は広がってしまいます。
実は毛虫全てにこのような毒性があるのではなく、ツバキやサザンカなどにつくチャドクガの幼虫や桜やバラなどにつくヒロヘリアオイガラによる被害が多いです。
これらの毛虫には毒毛があり、直接毒毛に触れなくても近くで庭の手入れをしている際に刺されることがあります。
また、風で毒毛が飛んできて皮膚や目の粘膜に入り痒みや炎症、湿疹を起こすことがあります。
毛虫に刺された時の対処法
上記の幼虫が持っている、毒毛が刺された部位に残っている場合は、素手で触らずにピンセットなどでつまんで除去します。
その後は水道水で洗い流して、患部を冷やします。
また、毒毛が目の中に入ってしまった場合は、洗面器に水を張りその中で目を洗浄します。
絶対に擦らないようにしましょう。
また、毛虫に刺された際に着ていた洋服はすぐに脱いで毒毛をガムテープなどで除去してから50度ほどの湯でゆすいでから洗濯をします。
50度以上の熱で毒毛は無毒化します。
毛虫に刺されたら跡は残るの?
毛虫に刺された場合、適切な応急処置を行わずに、その後も市販薬で様子を見たり自己判断で塗り薬を塗らなかった場合は症状が長引いてしまいます。
そのような状態は、毛虫の毒が皮膚に残っていることが多く毛虫に刺された跡も消えにくくなります。
また、痒みが治まらないと患部を掻き壊して飛び火のような細菌感染を起こし、症状が悪化するといった事態を招いてしまいます。
毛虫に刺されたら何科に行けばいいの?
毛虫に刺されてしまった場合は皮膚科を受診しましょう。
また、目の粘膜に毒毛が入り込み、充血や痒み、目がしみるなどの症状が出現した場合は眼科を受診してください。
毛虫に刺されたらどんな薬を塗ればいいの?
ステロイドと抗ヒスタミン薬が混ざっている軟膏を塗布します。
炎症を沈め、痒みを和らげる効果があります。
市販薬にも同様の薬が販売されているため、必ず薬剤師に確認してから購入しましょう。
しかし、毛虫に刺された際の症状の程度にもよりますで、きちんと皮膚科を受診して処方されたお薬を使用したほうが症状は悪化せず効果はあります。