腹痛の原因・対処法・吐き気・下痢・熱

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腹痛の原因

腹痛の原因は多岐にわたります。

 

腹痛が続く原因

食べ過ぎ、胆石、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、腹膜炎、尿管結石、胃アニサキス症、嘔吐下痢症、ノロウイルス感染、過敏性腸症候群、膵炎、急性虫垂炎、婦人科疾患(卵巣捻転、子宮外妊娠など)、消化器がん(胃がん、大腸がん、膵がんなど)などが考えられます。
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よくある病気と見逃してはいけない病気がありますし、また腹痛の原因がはっきりしないことも、よくあります。
 

腹痛が出た時の対処法

・リラックスできる楽な体位を取りましょう。
体位を変えることにより、腹痛が和らぐ場合があります。
膝を曲げ、上半身をやや前屈させた体育すわりの体位が楽とされています。

・心身の安静
BGMを流したり、アロマ・お香をたいたりして心理的にリラックスするようにします。

・温める
腹部を温めることにより、腹痛が和らぐことがあります。
これは、消化管の緊張を和らげる効果、ぜん動運動を亢進させ、腹部膨満感を和らげる効果によるものです。
しかし、発熱をともなう炎症性疾患(虫垂炎、胆嚢炎など)では、この温める方法は逆効果です。
一方、お腹を冷やす方法は腹痛には効果がありません。

・食事の管理
腹痛が激しい時は水分だけにして、絶食します。
経過を見て腹痛が和らいだら、消化のよい食品を少量ずつ摂取させて普通食に戻していきます。
胆石症発作に対しては、脂肪のある食事をひかえます。
胃腸炎の場合は、刺激物を避けて規則正しい食事摂取を守ります。

・腹痛と吐き気が出た時の対処法
体が冷えた時に多く見られます。
(1)温かい服装に着替えます。肌着や靴下も丈の長いものに変えます。寒い時期には毛布や布団を使って体を温めましょう。
(2)熱湯ほどではなく、すぐに飲める程度の熱さの白湯をコップ1杯ゆっくりと飲みましょう。温めた牛乳でもいいです。ホットミルクには胃の粘膜を保護して、胃痛を回復させる効果があります。牛乳を飲むとお腹をくだしやすい人は白湯にしたほうがいいです。ただし、コーヒーや紅茶は体を冷やす作用があるので飲まないようにしてください。

 

腹痛と下痢、熱が出た時の対処法

腹痛、下痢とともに熱が出ている場合、腸管感染症(食中毒)の可能性があります。

夏だけでなく、冬でも起きます。

脱水の危険がありますので、安静にして適度な塩分や糖分を含む経口補液剤で水分を補給しましょう。

下痢止めは原因菌を排出することを止めてしまうので、休めない仕事などの重要な場面以外では避けるべきです。

早めに病院にかかりましょう。

その時に最近食べさせたものや周囲の発病者の有無、下痢をする前に抗生物質を服用していたかどうかを主治医に伝えてください。

食事は最初のうちは絶食して制限します。

症状が改善しだしたら、体力回復のために少しずつおかゆなどから開始します。

世話をする家族も、うつらないよう同居人はしっかり手洗いをし患者の使用したものと分けるようにしましょう。

 

腹痛に良いツボってありますか?

ツボを押す時は同時に呼吸を意識すると、より効果が上がると言われています。

ゆっくりリラックスした呼吸で、押すときはゆっくり息を吐き、離すときにゆっくり息を吸う、これらを意識して指圧します。
・合谷(ごうこく)
手の甲側にある親指と人差し指の間にあるツボで、3~5秒押すのを3セット行います。

・商陽(しょうよう)
人差し指の爪の根元、親指側にあるツボです。
逆の手の指先でつまむように押します。
胃腸の働きを高め食べ物が効率よく消化吸収されやすくなります。

・下痢点(げりてん)
手の甲の中指と薬指の骨の付け根部分にあります。
やや強めに3~5秒押す動作を3セット行います。

・間使(かんし)
腕の内側の左右中央、手首から指4本分のところにあります。
おなかがはって苦しい時、ゆっくり押しながらもんでいるうちに腸の動きが活発になります。

・関元(かんげん)
へそから約10cm下にあるツボです。
息を吐きながら押して吸いながら離す動作を3回行います。

・中かん
みぞおちとへその真ん中にあるツボです。
スーッと息を吐きながら、人差し指、中指、薬指の3本で円を描くよう優しく押します。

・天枢 (てんすう)
ヘソから左右それぞれ指3本分くらいの距離にあるツボです。
息を吐きながら両方のツボを3本の指で同時に押します。

・梁丘(りょうきゅう)
ひざの上約2.5cm、太もものやや外側にあるツボです。
座っているときなどに押しやすいです。

・上巨虚 (じょうこきょ)
ストレスが原因の腹痛に効果があるツボで、ひざ下の外側の骨、8cmほどに下にあります。
 

-胃・腸

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