アジソン病とは・原因と症状・検査・治療方法

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アジソン病とは

副腎の機能低下によって、産生・分泌される副腎皮質ホルモンの量が不足する病気です。

副腎の機能低下は、副腎そのものに異常がある場合を原発性(アジソン病)、下垂体などの中枢の異常による場合を続発性にわけられます。

アジソン病の原因

アジソン病の原因は感染症などが影響するものと自己免疫異常によるものの大きく2つがあります。

感染症においては結核性のものが1番多く、そのほかには真菌性や後天性免疫不全症候群(AIDS)に合併するものが増えています。

自己免疫の異常は、体の免疫系が副腎皮質を攻撃して破壊してしまうことで機能が正常に働かなくなります。

アジソン病の症状

副腎皮質で作られる代表的なホルモンは3つです。

・コルチゾール
糖分をエネルギーに変えるために必要なホルモンです。

・アルドステロン
水分、ナトリウム、カリウムの体内バランスを調整するホルモンです。

・アンドロゲン
筋肉量や性欲に関与する性ホルモンの1種です。

これらのホルモンが正常に働かなくなることで、様々な症状が出現します。

初期症状には脱力感や疲労感、立ち上がった時のめまい(起立性低血圧)があります。

そしてアジソン病の特徴ともいえるのが、皮膚の色素沈着です。

黒ずんだ斑点が日焼けのようにも見えますが、皮膚の露出していない部分にも現れます。

黒い斑点は顔や肩、肘、膝などに現れ、青みがかった斑点は乳首、口、陰嚢、膣などの周囲に現れます。

そのほかにみられる症状は、吐き気・嘔吐、食欲不振、下痢などの消化器症状、無気力や不安、うつなどの精神症状、そして脱毛や低血糖、筋肉痛などがあります。



アジソン病の検査方法

採血検査でナトリウム、カリウム、好酸球、血糖値、副腎皮質ホルモン(ACTH)、コルチゾールの量を測定します。

一般的にアジソン病の場合は、ナトリウム低値、カリウム高値、好酸球高値、低血糖、血中副腎皮質ホルモン(ACTH)高値、血中コルチゾール低値を示します。

血中の副腎皮質ホルモンが高値なのは、少なくなったコルチゾールを増やそうと体が働きかける(フィードバック機構)からです。

アジソン病の治療方法

副腎皮質ホルモン(ステロイド薬)を症状に合わせて内服または注射や点滴で補充します。

重症の場合にはステロイド薬の用量を増やす以外にも、電解質を含めた体液管理のために水分、糖分、塩分の補充が必要になります。

副腎機能の回復は期待できないので、一生薬を飲み続けてホルモンのコントロールを行わなければいけません。

急に薬を中止すると、ショック状態になり命の危険を脅かすことになります。

万が一、具合が悪くなり情報を伝えられなくなる状態に備えて、アジソン病であることや内服について記載したカードを持ち歩くなど身につけておくことも大切です。

適切な治療が行われれば日常生活に支障なく過ごすことができます。



 



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