耳下腺炎とは・原因と症状・おたふくとの違い・感染・治療方法・何科で診察すればいいのか。

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耳下腺炎とは

耳の前には唾液を作る耳下腺があります。

そこに炎症を起こしたものです。

耳下腺炎の原因

耳下腺で作られた唾液の出口は上あごの第一大臼歯あたりにあります。

そこからウイルス、細菌、汚れが入った時、全身状態が悪い時に耳下腺炎を起こすことがあります。

この他に、耳下腺の先天性異常、唾液の停滞、アレルギー反応、ホルモン分泌異常など多くの発症要因が推定されます。

ムンプスウイルス感染によるものをおたふく風邪(流行性耳下腺炎)と言います。

耳下腺炎の症状

耳の下が腫れて痛みが出ます。

腫れは2~3日くらいでおさまることもあれば、1ヶ月以上持続することもあります。

耳の下のほか、あごの下が腫れることもあります。

発熱あまりありません。

通常、腫れは片側のみの場合が多いですが、両側に見られるもの、または交互に腫れる場合もあります。

頭痛、倦怠感、食欲低下、筋肉痛、首の痛みを伴うことがあります。

耳下腺炎とおたふくの違い

耳下腺炎はウイルスや細菌の感染によるものや原因のはっきりしないものがあります。

それに比べ、おたふくはムンプスウイルスの感染によって起こるおたふく風邪のことを言うのですが、初めは耳下腺炎もおたふくも同じような症状が現れ、初期症状では判断が難しい場合が多いです。

なので、早期に受診し正確な判断を仰ぐ必要があります。

確実な判断手段のひとつとして、おたふく風邪の抗体の検査またはウイルスの検査があるので、それで判断します。

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耳下腺炎はうつりますか?

耳下腺炎の場合は人に感染はしないのが特徴です。

ですが、おたふく風邪(流行性耳下腺炎)であれば、感染します。

おたふく風邪は法律で届け出が必要とされる感染症ですので、仕事よりも優先してすぐに医療機関にかかる必要があります。

耳下腺炎は何科に行けばいいの?

耳下腺炎は耳鼻咽喉科か口腔外科を尋ねてください。

耳下腺炎の治療方法

自宅では安静、栄養補給、水分摂取をします。

細菌感染を考え、抗生剤の投与、痛みが強い場合には冷たい湿布、消炎鎮痛剤の投与なども行います。

-小児, 感染症

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