BCGっていつ受けるの
結核に対する予防接種で、結核菌を弱めたBCG菌の生ワクチンとなります。
生ワクチンを接種後に別のワクチンを接種する場合、4週間(中27日)の間隔を空けないと接種できなくなっています。
これは生ワクチンが体の中で免疫として高まるのが1か月ほどかかるため、決められた間隔を守らなければならないからです。
BCGの予防接種は、生後11か月までの間に1回接種します。
他の予防接種との兼ね合いもありますので、生後5か月から7か月ごろの接種がお勧めです。
生後3か月未満のお子さんには副作用が大きく出現する場合があるため、接種はできません。(ただし、結核菌患者が多い地域では、3か月未満でも接種を勧める小児科もあるようです)
BCGを打った後の注意点は
BCGの予防接種直後は、お子さんの手や衣服で接種部位が触れないようにします。
夏場の予防接種であれば袖が短い為心配ありませんが、冬場の接種の場合片方の腕を露出して待機する必要があるため、何か掛物を持参することをお勧めします。
お子さんの体調に異変がなければ、帰宅することができます。
当日の入浴は、接種して1時間以上経過していれば入浴をしても構いません。
その際、必ず一番風呂に入れ接種部位はゴシゴシ擦らないようにします。
また、長湯は体力を消耗するため気を付けましょう。
2日目からはいつも通りに入浴を行い、普段通りの生活ができます。
BCGの副作用
BCGの予防接種は、左の上腕外側の皮膚に薬液を塗り、その上に9本の針がついた物で2か所押し付けるスタンプ式の予防接種です。
通常のBCG接種後の皮膚状態は、若干針の跡が見えるかなという状態ですが、4週間ぐらい経過すると、針の跡がポツポツと赤く膨れてきます。
そして1か月~2か月ぐらいでこの赤いポツポツした腫れは今まで以上に強く現れますが、3か月~4か月後ぐらいにはこの腫れは落ち着いてき、小さな跡が残るのみとなります。
しかし、BCG接種後10日から1週間後に、接種部位から膿が出てくる場合があります。
包帯や絆創膏などは貼らずに、入浴時に綺麗にして様子を見ましょう。
結核菌に感染している場合、BCGの予防接種を受けると接種後1日~10日までの間に接種部位の発赤や腫れ、化膿するといった症状が強めに出現する場合があります。
これをコッホ現象といいます。
特に治療はしなくても、自然と消退することもありますが、結核菌に感染した場合に出現する症状なので、保健所やかかりつけ医に相談する必要があります。
その他の副作用として脇のリンパ節が腫れたり、皮膚症状として全身に紅斑ができたり、骨炎(骨膜炎、骨髄炎)などが挙げられています。
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