美容外科で働く魅力
私が経験した美容外科クリニックは、AGA専門のクリニックでした。
仕事内容は、血圧測定・採血・服薬指導・治療の説明が主となります。
その中で美容外科クリニックの魅力は大きく5点あります。
・美容外科は普通の病院のように重篤な患者は来ない。
患者の命の危険がなく精神的なストレスが少ないです。
・自由診療のため高給である。
私は派遣社員として週4日の勤務をしていましたが、私が以前正規職員で勤務していた大学病院の給料の金額と同じくらいもらえました。
・クリニックは完全予約制であり残業が少ない。
他の多くの美容クリニックも予約制であることが多いため、残業が少ないことは魅力であると思います。
・接遇の技術が向上する。
美容クリニックは自由診療であるため、他のクリニックよりも接遇が重要視されます。
そのため、きれいな言葉遣いや丁寧な対応の仕方を学びたい方にもお勧めだと思います。
また接遇に慣れていないとしても、働いていたクリニックでは統一した対応ができるようにマニュアルがあるため働きやすかったと思います。
・働き方が自由である。
これはクリニックによるかもしれませんが、私の働いていたクリニックでは髪型やネイルなどの制限はないことも多いため、働きながらおしゃれ楽しむことができました。
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美容外科のしんどいところ
美容外科は自由診療ということもあり、患者様ではなくお客様としての対応が必要となります。
美容外科業界は競争が激しい分、利用されているお客様が満足できるように丁寧にかかわることが大切ですので通常の病院に慣れている人はつらく感じるかもしれません。
私の働いていたクリニックではお客様と接するときは一挙手一投足まで気を遣うように指示されました。
特に採血では、痛みを伴う行為のため失敗し内出血になったりするとクレーム扱いになることがあります。
そのため1つ1つの言動や態度がお客様のクレームとならないようにすることに注意を払うので、息苦しさを感じることもあります。
また、私はAGAクリニックで勤務していたため特にプライバシーへの配慮が大事になりました。
例えば、「お大事にどうぞ。」と言ってしまうことや(毛髪の事なので嫌味に聞こえてしまうから)、大きい声で名前を呼ぶことは禁止でした。
細かい事まで、気にかけて対応しなければいけないため自分の対応が間違っていないのか常に不安に感じることが多かったです。
正規社員の場合は能力性で昇給など決まることがあるため、社員同士で競い合うことで人間関係がこじれる場面もありました。
美容外科に向いている人
正規社員の場合、昇給の基準が能力性のこともあります。
努力した分お給料が上がるので向上心の強い人に向いているかもしれません。
また、看護師は病院で働く時に、髪型や色、爪の長さなど見た目に厳しい規則がありますが、美容外科はネイルやネックレスなどのアクセサリーをつけても働けるためおしゃれを楽しみながら働きたい方にもお勧めです。
また、給料も高く残業も少ないため、経済的な豊かさや福利厚生を重要視したい方にも向いていると思います。
美容外科に向いていない人
クリニックによりますが、採血が苦手な人には向いていないと思います。
私の働いていた美容外科のように、採血で失敗するとクレーム扱いになることもあるため、ある程度採血ができないと難しいと思います。
また、接客業でもあるため人と話すことや、正しい言葉遣いや丁寧な対応に苦手意識がある人も向いていないかもしれません。