骨肉腫とは・原因と初期症状・生存率・治療方法

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骨肉腫とは

骨自体から発生したがんで、「原発性骨悪性腫瘍」に分類されます。

主に肉腫と呼ばれる腫瘍がほとんどです。

肉腫は体中のどこにでもできますが、そのうち骨の肉腫は全体の約25%、患者数では年間500―800人程度です。

骨肉腫の原因

原因は不明です。

放射線や化学物質など、様々考えられていますがまだ明らかになっていません。

骨肉腫の初期症状

持続する痛みから始まります。

激しいものではなく、スポーツをしている方では筋肉痛と間違う場合もあります。

スポーツ中の骨折で骨肉腫が発見されることもあります。

小児の場合は痛みを訴える以外に、運動を嫌がったり、手足を持たれたり、特定の手足を動かされることを嫌う(腕を上げたがらない、足を曲げたがらないなど)、患部をかばいながら動くことが多いです。

初期の場合はレントゲンでの所見で異常が見つからず、痛がることも少ないないため精神的なものと診断されることもありますが次第に患部が膨らんでくることにより発見されることがあります。

骨肉腫の症状

骨腫瘍の症状として最も多いのは痛みや腫れ、骨折です。

骨折を生じると治療が難しくなることもありますので、骨の腫瘍が疑われる場合は、専門医を受診するまでなるべく安静にすることが大切です。

また、大腿骨や下腿骨などの体重がかかる骨に病気の疑いがある時には松葉つえなどを使用し、なるべく診断がつくまでは体重をかけないようにすることが重要です。

骨肉腫の生存率

30年ほど前までは5年生存率30~40%でしたが、最近は初診時、手足に発症して転移が無い場合では現在の5年生存率は70%程度です。

また、施設によっては手術における患肢温存率(切断をしないで足を残すこと)も約90%に達しています。

肺などへの転移がない場合、適切な治療が行われれば治癒の可能性が高く、若干の転移があっても抗がん剤への薬剤耐性が生じなければ治癒する例も増えてきました。

症例数の観点から、欧米では治療の集約化も進んでおり骨肉腫の治療経験が豊富な施設を受診することをお勧めします。



骨肉腫の治療方法

治療方法は抗がん剤治療と手術(外科治療)からなり、放射線治療はあまり効果がないと考えられています。

これまでの数多くの臨床研究によって、ほぼ世界的に標準的な治療法(術前化学療法、手術、術後化学療法の流れ)が確立されています。

手術がすべての肉腫の基本的な治療になります。

腫瘍細胞を取り残さないために、腫瘍を正常な組織で包み込んで切除する(広範切除)のため、腫瘍周囲にある正常な骨や筋肉も一部一緒に切除する必要があります。

また、腫瘍が重要な神経や血管を巻き込んでいる場合には切断を選択せざるを得ないこともあります。

また手足を温存できた場合でも、人工関節や自分の骨を再利用するような再建術の併用が必要になることが多くあります。



 



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