乳幼児内科病棟で働く魅力
乳幼児内科病棟で働く魅力は、こども達からのパワーをもらえるところです。
もちろん病気を抱え入院生活を送るため、こども達がいつでも笑顔で元気に過ごしているわけではありません。
しかし、いつでも真っ直ぐに病気に立ち向かい、その成長ぶりを近くで感じることが出来るのは乳幼児内科病棟で働く大きな魅力だと感じています。
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乳幼児内科病棟のしんどいところ
多くの乳幼児が病気を抱え、入院生活で苦しんでいる姿と毎日直面します。
元気になって笑顔を取り戻す子もいれば、どんなに頑張っても家族の元に帰れない子もいます。
そんな時、自分は本当にその子と家族にとって良い看護が出来ていたのだろうか、どうしてこんなにも幼い命が失われなくてはならないのかと、気持ちの整理がつかないこともたくさん経験してきました。
また、乳幼児期のこども達は身体の発達が十分ではないため、ちょっとしたことで急変し、命取りになります。
慢性期という言葉が出てこないくらい、毎日が急性期です。
いつでも気を張ってなければいけないため、なかなかハードだと感じています。
乳幼児内科病棟に向いている人
こどもが好きな方、これが1番です。
看護師は、病気に対する治療だけでなく、ご家族にかわって乳幼児のお世話や、発達を促すために日常に遊びを取り入れて関わることも重要な仕事のひとつです。
どうして泣いているのかわからない、イヤイヤ期で何をするにも時間と労力がかかることは日常茶飯事です。
表裏のない素直な言葉で感情を表現するため、時に傷つくこともあります。
それでも私はこどもが大好きだから、笑顔をみれば疲れが嘘のように飛ぶし、こどもの成長過程をこの目で見れることに幸せを感じています。
乳幼児内科病棟に向いていない人
時々、こどもの看護の方が楽だと思われることがあります。
確かに体位変換やオムツ交換、入浴、食事など大人に行う際に使う体力とは、全然違うかもしれません。
しかし、幼くして病気を抱え、呼吸器をつけなければいけない子、寝たきりのこども達がたくさんいます。
受け入れられない家族は、看護師に辛く当たることもあります。
それでも私たちはこどもと家族がよりよく生活できるように一緒に悩み、同じ目標に向かって進もうと努力しています。
中には、大人の看護が嫌だからこども病院へ来た看護師が、こども達の辛い現状に直面し、そのギャップに耐えきれず退職してしまうことも少なくありません。
精神的にある程度強い方でないと、こどもの看護は向かないかもしれません。