金属アレルギーの症状と検査・銀歯は入れられるのか

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金属アレルギーの症状

金属アレルギーの症状は2種類あります。

・接触型のアレルギー
皆さんが想像しているような症状の出かたで、金属に触れることで触れた部分にかぶれ等の症状が出ます。
かゆみ等を伴い慢性化する危険性もあります。

・全身型アレルギー
内服薬や食品などに含まれる金属を体内に取り込んで吸収してしまった場合に出る症状です。
吸収された段階ではなく、吸収したものを汗として分泌する際に症状が出ます。
そのため全身に症状が広がってしまいます。
特に手足は汗の量が多いため症状が出やすくなります。

金属アレルギーは触れてから症状が出るまでのタイムラグだけでなく、紅斑やじんましんといった症状自体が他の原因でも起こりうるものであるため判断がとても難しいのが実情です。

金属アレルギーはどこで検査すればいい?

検査は主に皮膚科をおすすめします。

保険診療として行う場合、パッチテストは検査料と薬剤料の合計です。

これに初診料もしくは再診料が加わります。

検査料は、アレルゲンが21種類までは1カ所につき16点、22種類以上は350点です。

薬剤料はパッチテストパネル(S)の場合で、1588点です。(2017年12月現在)

1点=10円ですので、3割負担の患者さんの場合で5810円がパッチテストの検査料金となります。

パッチテストの方法ですが、アレルゲンをしみ込ませた絆創膏(パッチテスター)を背中の上方、もしくは上腕の外側の正常な皮膚に貼付します。

背中の下方や前腕は偽陰性が出ることが多いため、避けるべきでしょう。

判定は、まず貼付してから48時間後に行います。

パッチテストパネルを剥がし、テープ除去による刺激反応が消退する1時間30分~2時間後に1回目の判定を行います。

2回目の判定は72時間後または96時間後、3回目の判定を1週間後に行います。

判定は国際接触皮膚炎研究班 (ICDRG)基準で行います 。

このスケジュールに受診できるよう、検査の開始日を医師と相談する必要があります。

また、汗をかくシーズンは汗の影響で結果が乱れるため、避けましょう。

パッチテスト以外の方法では
・オープンテスト
・プリックテスト
・スクラッチテスト
・採血
で血清IgEの量を測定する方法があります。

・オープンテスト
染毛剤などは皮膚に直接塗布し、そのまま被覆しないという方法です。
パッチテストは絆創膏のように検査薬を覆ってしまう点が異なります。

・プリックテスト
前腕の屈側(内側)にアレルゲンを乗せ、その上を27G程度の細い針 (バイファーケーテッドニードル)で刺して、腫れ(膨疹)の様子で判定する方法です。
判定は刺してから15 ~30分後に膨疹の直径を測定します。
膨疹の直径が5 mm以上、または対照液の2倍以上を陽性とします。

・スクラッチテスト
プリックテストが陰性の場合はスクラッチテストを行います。
プリックテストと同様に前腕屈側にアレルゲンをのせ、バイファーケーテッドニードルを使って出血しない程度に5 mmの線状の傷をつけて反応を見ます。
プリックテストやスクラッチテストと似た検査で、皮内テストがあります。
感度はプリックテストと比較して、著しく鋭敏です。
感度が高いために、偽陽性が出たり(本当はアレルギーではないのに、陽性と出てしまうこと)、アナフィラキシーショックを誘発することがあるので、呼吸確保や点滴などの救急処置を準備しておくことが必要です。
ハウスダスト、花粉類、食品類、真菌類などは皮内テスト用アレルゲンが市販されています。

・採血
総IgEはアレルギー体質の診断や経過観察の目的でIgEの総量を測定し、特異IgEはスギ花粉やダニ、卵、牛乳などアレルギーの原因となる抗原(アレルゲン)との反応性をみるため、すなわちアレルギーの原因を検索するために測定します。
アレルゲンには多数の蛋白質が含まれていて、特異IgEは個々の蛋白質と反応します。
特異IgEと反応し、アレルゲン活性を有する蛋白質のことをアレルゲンコンポーネントといいます。
特異IgEの多くは花粉や食品などアレルゲン原料から抽出した様々な蛋白質(粗抽出アレルゲン)に対するIgEを測定していますが、粗抽出アレルゲンの中には複数のアレルゲンコンポーネントが含まれており、感作の原因や感作経路によって臨床症状に差異が出ることが判ってきました。
このアレルゲンコンポーネントに対する特異IgEを測定する検査をアレルギーコンポーネント検査といい、最近注目され実用化が進んでいます。
現在、卵白、牛乳、小麦、ピーナッツに対するアレルゲンコンポーネント検査が保険適用されています。



金属アレルギーなのですが、銀歯は入れられますか?

結論から言うと、可能な限り避けるべきでしょう。

かかりつけの歯科医院でアレルギー検査の結果を伝えてください。

銀歯は多数の金属の混ぜ物となるので、唾液などで溶解することでアレルギーを発症する危険性があります。

パッチテストで陽性(アレルギーあり)の場合、被せものの素材だけでなく土台と被せものを接着させるセメントに含まれてもいけません。

入れ歯のピンクの土台部分と歯にかけるバネの部分も工夫してポリプロピレンにして対応した事例があります。



 



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