低血糖の症状・原因・治療対処・もし放置していると

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低血糖になる原因

低血糖とは、血中のブドウ糖の量が必要以下になって血糖値が低下することをいいます。

その原因は栄養不足によるもの、過度なダイエットや、食事を摂れない環境、またアルコール中毒で食事が取れない場合、入浴でも低血糖になる可能性があります。

また、糖尿病を患っており糖尿病治療薬による過剰反応によるものもあります。

これは、血糖降下薬を内服している人が、食事量を減らす、過激な運動を行う以外にも、薬が効きすぎた時(間違って多めにインシュリンを投与した、または内服した場合)にも低血糖になりやすいです。

 

低血糖の症状

体が低血糖状態になると、体の反応としてアドレナリンというホルモンが分泌されて、交感神経が活発化します。

それにより、動悸や冷や汗、手の震え、嘔気、生あくびなどの症状が出現します。さらに低血糖が進むと、意識消失し昏睡状態に陥ってしまいます。

 

低血糖の治療・対処方法


低血糖症状が出現したら、すぐにブドウ糖10㎎を摂取します。

糖尿病の方は、緊急時の為に常時持ち合わせていることが多いですが、手元にない場合は砂糖が入った飲料でも対応が可能です。

低血糖時の対処方法は、まずどのような時に低血糖になるのか把握しておくことが大事です。

特に、食事の炭水化物の摂取が少なかった時や、激しい運動をした後、食事の間隔がいつもより空いた、アルコールを飲んだ後は低血糖になりやすいと把握しておくことです。

「低血糖かな」と思った時点でブドウ糖を摂取することで、重大な症状にはなりません。

また、低血糖症状は個人差があるため、一度低血糖症状を経験している場合は自分の症状の出方を把握し、次に症状が現れる時に迅速に対応が出来るようにしましょう。

また、家族や近親者の協力も重要で、その低血糖時の対処方法を一人で抱え込まず、緊急事態には協力が得られるように話し合っておきましょう。

意識が低下し昏睡状態になった場合は、入院が必要となります。

意識がない状態だと、口から食べることはできないため、ブドウ糖入りの点滴を行います。

そして、定期的に血糖測定を行い、状態に応じて点滴内のブドウ糖の濃度を調整して投与します。
 

低血糖を放置しているとどうなるの?

低血糖状態を放置すると、直接死を招く恐れがあります。

また、治療にて回復したとしても、脳に何らかの障害が残る可能性があります。

低血糖を頻発する場合は、日常生活上支障が出る場合があります。

それは、集中力も低下し、車の運転もできず事故につながることがあります。

低血糖状態になると体はますます食事を摂るように脳が指令を出すため、過食となり急激に血糖値が上昇し、糖尿病を悪化させます。

網膜症や腎症、心筋梗塞や脳梗塞などの合併症がどんどん進んでいきます。

低血糖は高血糖よりも、緊急の対応を要します。
 

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