緑内障の原因や症状…もし放置していると…。

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緑内障とは

眼には正常な機能を保つために「眼の圧」というものがあります。

それを”眼圧”といいます。

その眼圧が保たれなくなり視神経が障害されて視野がかける病気です。

緑内障が起こる原因

主に眼圧異常や血流量、近視、血管の攣縮が関係しているといわれています。

またストレスや嗜好品などの過剰摂取による生活習慣もリスク要因といわれています。

<種類別による原因>
原発緑内障

・解放隅角緑内障
一番多い眼圧上昇は軽度ですが、慢性であることがほとんどです。
正常眼圧緑内障も解放隅角緑内障に含まれますが日本人の6~7割が正常眼圧緑内障といわれています。
しかし眼圧が正常で神経障害を起こしているため原因が明確でありません。

・閉塞隅角緑内障
眼の水分の出口が虹彩でふさがり狭くなったことが原因でおこる緑内障です。
眼圧が急激に上昇するので急速に病状が進行する危険がある緑内障です。
急性緑内障発作とも言います。

発達緑内障(先天緑内障)

・隅角の発達以上による眼圧上昇が視神経に障害を与えてしまうことが原因になります。
遺伝性はないといわれています。早発型・遅発型・その他に分類されています。

続発緑内障

・目の手術やけが、ステロイドなどの副作用、糖尿病などの全身の病気に起因、脳疾患の後遺症による眼圧上昇などが原因となり緑内障を引き起こします。

緑内障の症状

時期による進行状況
・初期
気が付かないことが多いようです。一部視野がぼやけて見えることがあります。
・中期
視野の欠損が進行しますが、自覚症状がないことが多いようです。
・末期
半分以上の視野が欠損し症状を自覚します。かなり進行しているといえます。

急性症状
とくに急性緑内障発作の場合、急激な目の痛み、眼の充血・かすみ、急激な眼圧上昇による頭痛・吐き気・嘔吐が表れます。
また電灯の周囲に虹のような光が見えることがあります。

慢性症状
視野の欠損が徐々に進行するので、自覚がないことが多いです。
しかし進行するにつれて視野狭窄、視野欠損、視界暗点の出現などがみられます。
放置すると失明の危険が高くなります。

緑内障のチェック方法

まず緑内障の基本知識を知ったうえで、眼科でチェックするのはもちろんですが、自己で判断できる範囲で早期発見に努めることは大切です。

簡単なチェック方法を知っておきましょう。

自己チェック方法(前回のデータと比較すると変化が分かりやすいです)
・眼球に弾力があるか(強く押さないようにする)
・光に虹が見える(蛍光灯を見て周囲に虹のようなものが見える→受診へ)
・細かい字を見て視野の確認(新聞などに一か所印をつけ、30㎝ほど離して片目ずつ印を見てみる。右目の場合、印右8cmは盲点となります)
・見える幅の確認(左目を閉じ、右目でみます。右目の前に左手の指をたてて見る。その目線のまま右の指を立てて移動させます。そのとき見える範囲を調べます。耳側から鼻の頭90度以上見られるなら正常とされています。)

緑内障チェックシート
近年では簡単にセルフチェックができるシートやネットでも視野や視力の欠損をチェックできるシートが開発・提供されています。
「緑内障 チェック」などと検索すれば出てきます。
何種類もありますので自身で合うシートやソフトを探して定期的なチェックをしてみるとよいでしょう。

その他のチェック項目
以下の要件に該当する人は、緑内障となるリスクが高くなるのでチェックするとき、知っておくと参考になるでしょう。
・40歳以上
・身内に緑内障の人がいる
・近視が強い
・血圧異常がある(低血圧、高血圧)
・偏頭痛がある
・糖尿病などの全身的な病気がある



緑内障の治療方法

・点眼(目薬)治療
房水分泌を抑えたり、房水の排出を促すことで眼圧を下げていきます。(*房水とは、角膜と水晶体にある透明な液体で眼圧をコントロールしている
水です。)

・レーザー治療
点眼治療でも進行が収まらない場合や病状の進行の状態によって選択します。
詰まっている虹彩の根部に小さな穴をあけて、新しい房水の通り道を作ります。
レーザー治療は短時間で終了し、手術後も日常生活への制限は少ないです。

・手術
点眼治療やレーザー治療をしても眼圧が下がらない、視野が狭くなる場合に行います。
大きく分別すると、房水の通りやすくする流出路再建術と房水を逃がすろ過手術、チューブから深部に房水をにがすチューブシャント術があります。
ほかにレーザー虹彩切開術、レーザー繊維柱帯形成術があります。
手術成績は手術により違いますが、近年は成績の向上しており経過が良いことが多いです。
ただし手術である以上合併症の危険はあり、視力低下、白内障の進行などがあり、白内障の手術を併用することで改善は期待できます。
緑内障の手術の主な目的は眼圧コントロールで見る機能の悪化予防であるので、早期の対応が必要です。

緑内障の予防方法

眼を大切にすることで緑内障を防いだり、病状の進行を抑えられたりします。

眼の周囲のマッサージ(強く抑えない)や温タオルをあてるなどセルフケアをすることで、目の周囲の血流が良くなり予防につながります。

近年はスマホ・携帯を見る時間が増えているのも要因の一つとなり、目の周囲の血流がとどまり本来の循環が阻害されることで、眼圧が上がりやすいと考えられます。

長時間のうつむき姿勢は避けましょう。

また、いびきの原因で睡眠時無呼吸症候群の人は緑内障の危険が10倍というデータもあり、睡眠時無呼吸症候群の人には肥満の方が多いので、肥満傾向の方は痩せるようにしましょう。

糖尿病などの全身的な病気も緑内障のリスクを高める原因となりますので、食生活をふくめた健康的な生活を心がけましょう。

タバコは血流悪化を招きますので、喫煙者の方は禁煙をしましょう。

薬剤ではステロイドなどが影響することもあるので内服している方は注意が必要です。

緑内障は放置すると失明という取り返しがつかない障害となります。

しかし早期に対処することで、回復が望める病気です。

また生活習慣や嗜好品が影響することもありますので、眼をはじめ自身の体を大切にしてお過ごしください。



 



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