白血病の原因と症状・治療法・もし放置していると…

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白血病の原因

白血病を発症する原因は、発がん性の物質や放射線などが考えられています。

身の回りにあるものとして例をあげると、タバコに含まれる発がん性の物質やレントゲン検査などに使われる放射線などがあります。

発がん性の物質は、白血球、赤血球、血小板などの血液細胞が作られるときに、遺伝子や染色体に傷をつけて細胞をがん化してしまいます。

赤血球、血小板、単体球と顆粒球(白血球)になる細胞ががん化した場合は骨髄性白血病、リンパ球(白血球)になる細胞ががん化した場合はリンパ性白血病に分けられます。

遺伝子や染色体の異常が原因となる病気ですが、親から子へ遺伝するものではありません。

白血病の症状

・疲れやすい
・風邪をひきやすい
・力が出ない
・食欲がない
・血が止まりにくい
・傷や痛みが治りにくい
・あざができやすい
・熱がある など

初期症状は体がだるかったり熱が出たりと、風邪の症状に似ています。

自覚症状が感じられるようになってから1か月も経つとかなり進行している場合があり、進行の早いものを急性白血病、進行がゆっくりなものを慢性白血病といいます。




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白血病の治療法

白血病が疑われたときはまず血液検査を行い、骨髄穿刺や骨髄生検、染色体検査や遺伝子検査の結果で診断に至ります。

白血病の治療はがん化した細胞(白血病細胞)を死滅させて、正常な血液細胞を増やす目的で行われる薬物療法が一般的です。

・分子標的治療
分子標的薬を内服すると、白血病細胞を除去しようとするはたらきがみられ、白血病細胞の数が減少していきます。
しかし薬を飲み忘れると効果が弱まるので、飲み忘れに注意が必要です。

・寛解導入療法
抗がん剤を投与して白血病細胞を攻撃します。
正常な細胞も攻撃されてしまうので、治療の間隔をあけて、正常な細胞が回復した時に再び抗がん剤を投与します。
何度か抗がん剤の投与を繰り返すことで、白血病細胞を攻撃して数を減らしていきます。
骨髄中の白血病細胞が5%以下になることを完全寛解といいます。

・地固め療法
寛解導入療法を行って完全寛解の状態になったあと、5%以下まで減った白血病細胞をさらに減らす目的で、抗がん剤の投与を行います。
白血病細胞の数が減るほど、白血病は再発しにくくなります。

・維持療法
完全寛解を維持するために継続的に少量の抗がん剤を投与します。
完全寛解の期間が長いほど白血病は再発しにくくなります。
抗がん剤の影響で副作用が出ることもあります。
主な副作用は吐き気、嘔吐、下痢、脱毛、貧血、口内炎、感染症にかかりやすい状態などです。
寛解導入療法で完全寛解できなかった場合、完全寛解したものの再発する可能性が高い場合、完全寛解と再発を繰り返す場合には、造血幹細胞移植などが検討されます。

・造血幹細胞移植
正常な幹細胞を輸血のように投与し補充することで、正常な血液細胞を作ることができるようになります。
幹細胞は白血球、赤血球、血小板などの血液細胞の基になるもので、造血幹細胞移植で使われる幹細胞には骨髄、末梢血幹細胞、さい帯血などがあります。
移植の方法として、自分の幹細胞を採っておいて補充する方法、ドナーからもらって補充する方法、さい帯血から補充する方法があり、移植後は感染しやすい状態になるため無菌管理が必要で、移植片対宿主病という合併症にも注意が必要です。

白血病を放置しているとどうなる?

白血病を放置していると、正常な血液細胞が減って白血病細胞が増え続けます。

赤血球が少なくなれば重度の貧血症状がみられ、白血球が少なくなれば免疫力が低下し感染症にかかりやすくなり、血小板が少なくなれば出血しやすくなります。

さらに進行すると白血病細胞が、肝臓やリンパ節などいろいろな臓器に侵入し障害を引き起こすので死に至る恐れもあります。



 



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