直腸がんの原因や症状と検査と治療方法

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直腸癌の原因

直腸癌とは直腸にできた大腸がんのことです。

直腸がんはもとより、大腸がんが近年増えつつありますが、その原因は生活習慣が大きく影響していると言われています。

戦後、日本の食生活が欧米化し、魚や野菜が中心だった食事がステーキなどのタンパク質やバターやチーズなどの脂質が多い食事に比重が移ったためです。

タンパク質や脂質の過剰摂取がどう影響するかと言いますと、タンパク質を多く摂取すると小腸で消化吸収しきれなかったタンパク質が大腸へ流れ、大腸内で分解されるとき発がん物質になります。

それが腸管粘膜を刺激して発がんすることが動物実験で明らかになっています。

また、脂質の過剰摂取は胆汁の分泌が促され、大腸粘膜の細胞の生まれ変わりを早め発がんが促進するとも言われています。
タバコとアルコールの関係についても、影響を報告されておりますが、タバコと直腸癌の関係性ははっきりとしていません。

しかし、アルコールは腸管粘膜の増殖を促し、便中の発がん物質を活性化するなどの作用があると言われています。

飲酒量も影響しますので注意が必要です。
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直腸癌の症状

血便や、便秘、便が細い、排便後またすぐ便意を催すなど便の通過障害が起きます。

直腸癌はどの部位にがんが出来たかによって、症状が異なります。

直腸膨大部という、肛門管の上から直腸の半分以上を占めている便を溜めておく場所があるのですが、他の腸管と比較しても空間が広いので、がんが出来ても便通異常が現れにくく症状が現れにくいことが多いです。

出血が見られる時は、痔からの出血の場合も多いのですが、痔からの出血と勘違いして直腸癌を見過ごし人工肛門を作るほか手立てがない事もあるので出血に気づいたらすぐに専門医に診てもらうことが賢明です。

また、転移にも注意が必要です。

直腸がんは、粘膜から発生するのですが進行すると、がんが直腸の壁を破り隣接している臓器もがん化させ、あるいは血液やリンパの流れに乗り他の臓器やリンパ節に転移することもあります。

リンパ節へ転移すると転移したリンパ節のしこりや周辺のむくみ、しびれなどが起きます。

直腸をはじめとする大腸がんに多いのは、肝臓と肺への転移です。

肝臓への転移の場合、はじめは無症状ですが進行に従い黄疸や倦怠感、腹水など肝がんの症状が現れます。

肺へ転移した場合は、呼吸苦や血痰、咳、血を吐くなど肺がんの症状が現れます。

また、がんが腸管を破りお腹の中で広がる腹膜転移となると、広範囲への転移を見せるようになります。

中でも多いのは、脳や骨への転移です。

脳転移では、めまいやしびれ、意識障害、嘔気などがみられます。

骨へ転移した場合は、骨は非常に脆くなり骨折を起こしやすくなります。

日常生活の簡単な動作でさえ骨折し、痛みを伴い生活レベルが急激に低下することも少なくありません。

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直腸癌の検査方法

直腸がんを疑われた場合、まず指や直腸鏡を挿入して診察する直腸診を行います。

直腸がんが見つかった場合、大腸の他の部分にも癌がないかを確認するため大腸内視鏡検査と、バリウムなどの造影剤を用いた注腸検査を行います。

その他、採血や、レントゲン、CT検査とMRI検査といった画像診断も併用して行い浸潤や転移がないかの全身検査を行います。

 
 

直腸癌の治療方法

早期直腸がんの場合、直腸粘膜までに発症したがんであり転移がありませんので、がんの部分さえ切除すれば治療は終了します。
しかし、進行直腸がんの場合は粘膜層を超えて大きくなった癌ですので、手術に加え、抗がん剤、放射線治療を併用して治療を進めていきます。

この手術では、肛門機能を残す手術と残さない手術とに大別されます。

肛門機能を残すということは手術後も普段通り排泄ができることを示し、残さないというのは人工肛門を腹壁に開けることを意味します。
基本的には直腸を3つに分けた一番下の下部直腸にがんができた場合以外は、肛門機能を残して手術をします。

がんの進行度や転移の状況に合わせて、手術と抗がん剤、放射線治療を組み合わせて治療していきます。

下部直腸癌でも、術前に放射線治療と抗がん剤を使用しがんを小さくしてから切除を行う事で、できる限り肛門機能を温存させる方法あります。

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