胃腸炎の原因と症状と治療方法

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胃腸炎の原因

胃腸炎とは胃や小腸、大腸へ炎症が起きた状態をいいます。

炎症を起こす原因としては、感染性の胃腸炎がそのほとんどを占めます。

感染性の胃腸炎には大きく分けて3つあります。

一つ目にウイルス性の胃腸炎です。

代表的なウイルスは、ロタウイルスやアデノウィルスです。

二つ目に細菌性の胃腸炎です。

代表的な細菌は、病原性大腸菌やコレラ、サルモネラ、カンピロバクタなどです。

三つ目に寄生虫です。

アメーバやアニサキスなどが挙げられます。

これらは感染者からの糞口感染(感染した便が口腔へ侵入し感染する)や、加熱処理が十分行われていない牛肉などの食品や、汚染された食品や飲み物によって感染します。

ロタウイルスなどのウイルス性の胃腸炎は秋から冬にかけて感染しやすく、病原性大腸菌O-157などの細菌性の胃腸炎では夏に感染しやすいです。

胃腸炎の症状が出た場合、他にも旅行歴(発展途上国などへ渡航したか)、ペットや動物との接触、過去の詳しい食事摂取内容、関わりがある周囲の人の様子などを詳しく問診をして確定診断につなげます。

感染しているウイルスや細菌の種類によって行われる治療も異なるためです。

胃腸炎の症状

感染様式や、感染している細菌やウイルスの量にもよりますが、発熱、嘔気・嘔吐、下痢、腹痛が主な症状です。

特に下痢はどの感染でも見られる症状です。

初めは発熱から発症し、徐々に嘔吐や下痢などの消化器症状が出現する場合もあります。

幼児のロタウイルスによる感染症は、白色便が特徴的で嘔吐や下痢により脱水症状になる事もあり、入院を必要とする場合があります。

大人の罹患時よりも症状が重症化しやすいため注意が必要です。

まれにストレスが原因で、胃腸炎を起こす場合があります。

これは自律神経の乱れにより、胃酸が多く分泌されることが原因で胃痛を招きます。

また、腸の動きが活発になり下痢又は便秘の症状が現れます。



胃腸炎はどれくらいの期間で治る?

病状にもよりますが、受診をして適切な治療を受けていれば3日以内で症状は落ち着きます。

しかし、感染性胃腸炎の場合、自己判断で下痢止めや吐き気止めの薬を飲んでも治癒せず、むしろ症状を長引かせる場合がほとんどです。

胃腸炎の治療方法

基本的には、胃腸炎による下痢や嘔吐は体内に侵入した異物を体の外に出そうとするための体の反応です。

一般的には自然に治癒することができますが、激しい下痢や嘔吐で脱水症状になった場合は点滴治療を行ないます。

他の症状が強い場合は、症状に対する治療を行ない、その時の体調に応じた治療を行ないます。

・整腸剤や乳酸菌製剤の投与
下痢の症状にて腸内環境が乱れている場合に処方されます。

・抗菌薬の投与
胃腸炎では感染した細菌の種類に応じて投与する場合と、投与しない場合があります。
コレラや赤痢といった細菌が原因であれば必ず投与しますが、カンピロバクタや病原性大腸菌(O-157)などによる胃腸炎では患者さんの状態に応じて投与するかが決まります。

・補液
胃腸炎になった場合、いつものように食事をしていれば、胃腸が休まらず、症状が長引いてしまいます。
そのため、症状が治るまでは消化に良い物を少量ずつ食べ、水分をこまめに摂取します。
しかし、嘔吐の症状が強く、口から水分を摂取できない場合や、脱水傾向である場合には入院にて点滴投与を行います。
点滴の量は、その人の年齢や体格によって医師が決めます。
下痢や嘔吐の症状の様子と、胃腸の炎症状態などを把握しながら、徐々に点滴の量を減らして消化の良い食事が開始されます。



 



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