アデノウイルスの症状や出席停止期間

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原因

アデノウィルスは多種多様で何度もかかる病気です。

アデノウィルス感染症の原因はアデノウィルス科に属するアデノウィルスで、人に好ましくない症状を発症させる種類は血清型によって分類され、51種の型がいるとされています。

この様々な種類の型のアデノウィルスによって多彩な症状が引き起こされます。

アデノウィルスによる感染症は型により様々な名前で呼ばれ、それぞれ症状が異なります。

代表的なものは目やのどに炎症を起こしますが、膀胱炎や胃腸炎など下痢や腹痛を引き起こすこともあります。

症状

アデノウィルスによる感染症は、乳幼児から小学生までの子どもがかかりやすいと言われています。

しかし、特に咽頭結膜炎(プール熱)や流行性角結膜炎(はやり目)は成人以降高齢者まで幅広く見られます。
>>流行性角結膜炎(はやり目)の詳細はこちら

〇咽頭結膜炎(プール熱)
・潜伏期間は4日~6日
・発熱、のどの痛み、頭痛、食欲不振以外にも、結膜炎(眼の白目部分が真っ赤に充血する)、目やにが出る、光が眩しく感じる、目の痛み、涙が出 るなどがみられる
*乳幼児や高齢者などは症状が重くなることがあるため注意が必要です。

〇呼吸器感染症
・咳、発熱、のど・扁桃の痛みがみられます。
*アデノウィルス7型は乳幼児や高齢者などでは症状が重くなりやすく、肺炎などを引き起こしやすいとされています。

〇流行性角結膜炎(はやり目)
・潜伏期間は5日~14日
・角結膜炎がみられます(眼の白目部分が真っ赤に充血する。ひどい場合は角膜が混濁(目のにごり)するため視力低下が起こることがあります。)

*乳幼児は目の症状が重くなる傾向があり、下痢など目以外の全身にも症状が出ることが多い。

〇出血性膀胱炎
・血尿、頻尿、腹痛がみられます。

〇胃腸炎
・下痢、腹痛がみられます。

出席停止期間

咽頭結膜炎(プール熱)と流行性角結膜炎(はやり目)は学校保健法の第2種及び第3種学校感染症に指定されています。

そのため診断されれば、主要な症状が消えるまで登園・登校はできません。

保育園や幼稚園などでは、病院で発行された登園許可証の提出を求めている場合がほとんどです。

決まった様式を設けている場合もあるため、診断されれば園に確認するようにしましょう。

・主な症状とは
厚生労働省の保育所における感染症対策ガイドラインでは「咽頭結膜炎(プール熱):発熱、充血などの症状が消失した後2日を経過している」及び、「流行性角結膜炎(はやり目):結膜炎の症状が消失していること。」と記されています。



治療

予防接種や特別な薬はありません。

予防接種やアデノウィルスに対する特別な薬はないため、症状を緩和する、重症化を予防する目的で対症療法のみ行われます。

アデノウィルスは15分程度ですぐに判定が可能な検査があります。

病院などで細菌や他のウィルスなどの感染ではないか見分けるために、検査が行われることも多くあります。

流行性角結膜炎の場合、炎症や混濁(目のにごり)がひどいと視力障害など重い症状が引き起こされる可能性があるため、抗菌薬の点眼以外にも抗炎症薬の内服(飲み薬)やステロイドの点眼などが行われることがあります。

・受診のタイミング
どのような症状でも、”症状が続く・ひどくなる”場合は再度受診が必要です。
脱水や肺炎など重い症状を引き起こすと命に関わることもあるため、水分や食事が取れない時や、ぐったりしている、呼吸が苦しそうなど症状が悪化しているサインが見られた場合は受診をしましょう。

人から人に感染する?

・感染力が強い
アデノウィルスはウィルスとしての構造上、エンベロープという膜を持たない、”ノンエンベロープウィルス”に分類されます。
ノンエンベロープウィルスはアルコールや熱に強いため、感染力が強いことが特徴です。

・感染経路
飛沫感染
ウィルスを含んだ唾液やつばなどが、咳やくしゃみと一緒に飛び散り、それを吸い込むことで感染する。

接触感染
症状が出ている患者の患部や、ウィルスが付着した物(おもちゃやドアノブなど)を触ってしまった手にウィルスが付き、その手で鼻や目、口などを触ってしまうとウィルスが身体に入り込み感染する。
特に不十分な手洗いなどが原因となります。

*咽頭結膜炎(プール熱)は夏場のプール水を介して接触することで感染が広がることが多い。
*便にもウィルスが排出され、感染源となることがあります。症状が回復しても2~4週間は注意が必要です。

予防

うがい、正しい手洗いを習慣的に。

・マスクは鼻までしっかりと覆う

・症状が出ている間は食器や洗濯は別に洗う(塩素系漂白剤で消毒を)

・タオルの共有はしない

・こまめに流水で手洗いをする(手の甲、爪、指の間、親指、手首までしっかりと、最後に蛇口も洗
いましょう)

・目の症状がある場合はティッシュなど使い捨てられるものを使用し、すぐに捨てる。
(ハンカチやガーゼは使わず、目を触ってしまった後はすぐに手洗い。)

・トイレの後、オムツ交換の後は必ず念入りに手洗いをする

・プールの前はシャワーに入る。プール後はすぐにうがい、手・目を洗う



 



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