胃カメラって鼻と口からではどちらが楽なのでしょうか。
鼻カメラと口カメラでは費用や麻酔とか鎮静にも違いがあるのでしょうか?
それぞれのメリットデメリットと胃カメラ前後の食事についても触れたいと思います。
胃カメラは口か鼻かどっちがいいの
かつて40年ほど前の日本では、胃癌は死の病と言われていました。
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そんな胃癌の早期発見に貢献したのが、この胃カメラによる内視鏡検査です。
現在は、口からと鼻からの検査ができるまでに発展しています。
そんな口から行う胃カメラと、“ 鼻から行う胃カメラどっちがいいの?”という疑問にお答えすべく、メリットとデメリットについて紹介していきます。
口からの胃カメラ
◎メリット
鼻のカメラと比べるとカメラが大きいため、病変部位などの観察がしやすいことです。
また、検査と同時進行でポリープの切除や、病変部位の生検などが行えます。
×デメリット
麻酔薬(鎮静剤)を使用するため、体への影響があります。
また、麻酔の使用量によりますが検査後麻酔から目が覚めるまでに時間がかかります。
喉のところを刺激するため、それにより嘔吐や不快感を感じる、会話ができないなどが挙げられます。
鼻からの胃カメラ
◎メリット
麻酔使用する量が少量で済むので体への影響が少なく、検査後に仕事をすることも可能です。
なんと言っても検査中に会話ができるのが一番のメリットとなります。
カメラの管が細いため、口らのカメラと比較して嘔吐反射や不快感が少ないです。
×デメリット
挿入時に鼻の粘膜を傷つけることがあるため、鼻の病気がある人には行えません。
検査と同時進行でポリープの切除や、病変部位の生検が行えません。
以上のことを踏まえた上で、口らかの検査と鼻からの検査を決めると良いでしょう。
だいたいの病院では、検査の前にどちらが良いか聞かれることが多いですが、病気の状態によっては先生が決めることもあります。
胃カメラの検査費用
検査の費用に関しては、観察のみの場合とポリープ切除や生検をした場合、また鎮静剤の仕様の有無によっても料金が変わってきます。
・検査のみ 約2000円(1割) 約6000円(3割)
・検査+生検 約3000円 (1割)約9000円(3割)
※病院により若干の差額はありますので、事前に調べておくと良いかもしれません。
検査前後の食事
検査に伴い前後で食事や飲水の制限があります。
誤って検査前に食事をすると、検査ができないこともありますのでしっかりと理解しておきましょう。
・検査前
検査前日の夕食は遅くても21時までに摂取するようにして下さい。
その後、少量の水分摂取は可能です。
検査当日は、ジュースや牛乳などの摂取も控えて下さい。
また、元々飲んでいるお薬などがある場合は事前に主治医へ確認しましょう。
・検査後
喉の麻酔が消失するまでは食事も飲水もできません。
麻酔が切れてから、水分を少量から試してむせ込みがなければ飲食を開始できます。
なお、生検やポリープの切除を行った場合は30分~1時間は安静にし約3時間は禁飲食とします。
その後は、お粥やうどんなどの消化の良い物を摂取し、アルコール飲料やコーヒーなどは控えるようにしましょう。
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