手足口病のすぐに受診が必要な症状と対処方法や登園・登校について

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手足口病は子供に多いのですがその親である大人も感染に注意しないといけません。

そんな手足口病の原因やどんな症状なのか、さらに予防方法と治療方法をお伝えしていきます。

手足口病の原因

数種類のウィルスが原因になります。

手足口病はエンテロウィルス属に分類されたウィルスの中で主にコクサッキーウィルスA群、エンテロウィルスによるウィルス感染症です。

手足口病を引き起こすものは1種類のウィルスだけが原因ではないため、1度感染しても違う種類のウィルスに感染すれば何度も発症(症状が出る)することがあります。

特に夏場に流行します。

手足口病の症状

主な症状
・口の中や舌に水泡ができる

・手のひら、足裏に小さな水泡ができる。
(数は数える程度であり、水泡の周りが赤くなっていることが多い。)
(ウィルスの種類によっては水泡は多く、大きくなったり、お尻や太ももに出ることもある。)

・発熱(高熱にはならず、70%の人は発熱がみられない)

・1ヶ月後に爪が剥がれる時がある

大人も注意

特に0歳~4歳の乳幼児に多く見られますが、大人でも感染し発症することがあります。

大人が発症した場合は症状が発疹の痛みや熱が強くなる傾向があり、髄膜炎などの合併症が起こる危険もあります。子供がかかった場合は家での対策も重要です。

すぐに受診が必要な症状

手足口病の原因の一つであるエンテロウィルス属のウィルス(特にエンテロウィルス71型)は脳炎や、無菌性髄膜炎を引き起こす原因ウィルスの8割を占めています。

危険な状態に進行することもある他、心筋炎や弛緩性麻痺などの合併症も起こることがあるため、以下の症状が見られた場合はすぐに病院を受診しましょう。

・頭痛・発熱が続く
・おう吐
・寝転がっている状態で首を持ち上げると硬くて曲がらない(痛くて嫌がる)
・ぐったりしている。意識がもうろうとしていて受け答えできない。
・手足に力が入らす持ち上げられない。ダランとしている。

手足口病の治療

・特効薬はなし
手足口病に特別な薬はないため、症状を緩和する対症療法のみになります。
通常3日~7日で症状は改善し、水泡は乾燥して固くはならず、跡を残さず治ります。

・熱と水泡
熱は高熱が出ずに軽症で終わる場合が多いため、高熱がある場合や長引く場合は再度受診をするなど様子に注意する必要があります。
水泡は破れると痛みが出るため、シャワーで優しく流す程度にしましょう。強く拭いたり、ゴシゴシ洗ったりしないよう気を付けましょう。

・爪が剥がれたら
症状が治まってから1ヶ月後ぐらいに爪が剥がれることがあります。自然と新しい爪が生えてきます。無理矢理剥がしたりすると、痛みや傷の原因になるためやめましょう。

*水泡などで痒みが出ることは少ないですが、痒みなどがあり掻いてしまうなどの場合は塗り薬などが処方されることもあります。



手足口病の感染経路

潜伏期間は3~5日。症状のある間は特に感染力が強いため注意が必要です。
・飛沫感染
つばなどに含まれるウィルスが咳やくしゃみの際に飛び散り、それを鼻や口から吸い込むことで感染する。

・接触感染
ウィルスが付着した物を触ったり、食べたりすることでウィルスが目や口から体に侵入し、感染する。
(例:唾液や鼻水がついたドアノブやおもちゃを触るなど)
*ウィルスは腸の中で増えるため便と一緒に排出されます。トイレ後・オムツ交換時の不十
分な手あらいも原因となります。

手足口病の予防

こまめに、すぐに、きちんと、手洗い!マスクの着用!

予防接種など特別な予防法はありません。

空気感染するものではありませんので、ウィルスに接触し、接触した手などを通して口や鼻からウィルスが侵入することを防ぎましょう。

・手洗い
(手の甲や手首、爪の中も泡を使って洗い、特に調理前、食事前、トイレ・オムツ交換後は30秒以上を目安にしっかり行いましょう。最後に水道のハンドルも忘れずに洗い流しましょう)
・マスクの着用(鼻までしっかり覆う)
・うがい

流行期(6月~9月頃)は通園・通学先で患者が出た場合は特に注意して行いましょう。

症状が治まってからも注意
もっとも感染力があるのは発熱期間ですが、便の中にもウィルスが排出されるため、症状がなくなってからも2週間~4週間は気を抜かずに便の処理後は特に意識して手洗いすることが必要です。

手足口病に感染した場合の園や学校などへの登園について

保育園・幼稚園など

厚生労働省が出している保育所における感染症対策ガイドラインでは出席停止となる疾患ではなく、登園の目安が示されているのみになります。
感染拡大を防ぐため登園許可証を求めたり、欠席期間を定めている園がほとんどです。
提出許可証など園独自の規定がないかなども、診断を受けた場合は園に確認するようにしましょう。
水泡やのどの痛みが改善し、水分食事が取れる(園のご飯が食べられるぐらい)ことが登園の目安になります。

小学校

学校保健法(学校において予防すべき伝染病に関する規定)では出席停止期間が明記されていません。しかし、流行期に欠席者が多くなったり、合併症が発生するなど状況によって学校長が学校医と相談の上、必要性を判断した場合は症状が治まるまで出席停止となる場合があるとされています。



手足口病に感染してしまったら

・水分補給と安静
経口補水液やスポーツドリンクなども取り入れ、水分補給をこまめ(2時間おきには必ず)に行い、安静にしましょう。
食事は少し冷たくて噛まずに食べられるものを選んで少量ずつ食べましょう。

・食事について
味付けは薄味に。うどんなどもお出汁を薄め、柑橘系や脂っこいもの、パンなどは避けるようにしましょう。
冷製で食べられるものなどを利用して、無理せず少量ずつ食べるようにしましょう。

食べやすい食品
・冷製スープやたまご豆腐
・アイスクリーム、ゼリー
・うどん、にゅうめんにとろみをつける

・家族に症状が出たら

・食器、タオルなどの共用はしない。
・感染している人はお風呂は最後に入る。
発疹や水ぶくれが破けないようシャワーで洗い流し、タオルで拭く際も押さえ拭きにする。
・症状がひどくなっていないかを観察し、特に乳児など訴えが少ない子どもは熱や意識の状態などを
確認し、脳炎など合併症の徴候(サイン)がないか注意。

 



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