口腔がんの原因と症状・治療方法・予防方法

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口腔がん





以前は口腔がんと聞きなれない言葉も最近ではよく聞かれるようになりました。

口の中に癌ができても意外と気づかないものです。

そこで口腔がんの原因と症状、治療方法をまとめました。

口腔がんの原因

口腔がん

口腔がんの原因は、現段階で明確になっているものはありません。

まだ疑いの段階ではありますが、長期間にわたって何かが傷つけた(慢性的な刺激)がために、がんが発生すると言われています。

虫歯や歯が欠けて尖っている部分ができたり、被せ物や詰め物が尖っていて舌や?の粘膜を傷つけたりした場合や、または合わない入れ歯で歯ぐきを傷つけたりすることが多いです。

これらの他に、リスクファクターとして喫煙、飲酒、食事の内容、前がん病変の存在があります。

電子タバコでも有害物質は多数含まれますし、飲酒もアルコール濃度や飲酒回数もリスクになります。
>>電子タバコも有害だという研究データが出た

東南アジアでは噛みタバコ(ビートルナッツ)も口腔がんのリスクファクターとして問題となっています。

前癌病変とは、そのものはがんではありませんが、将来がんになりやすいという性質を持つ病変で、扁平苔癬(へんぺいたいせん)、白板症(はくばんしょう)、紅板症(こうばんしょう)などがあります。

ぬぐってもとれない白いもの、赤いものが見分けるポイントの一つです。

歯科医にこまめにチェックしてもらい、がん化の兆候が見られたらすぐに切除することもあれば、白板症や紅板症はがんにならないうちに切除しておくこともあります。

最近は、食事のバランスもリスクファクターになると言われており、緑黄色野菜をどれくらい摂取しているかも口腔がんのリスクを高めることになると言われています。

口腔がんの症状

口腔がんは口の中の粘膜のどこにでもできます。

一番多いのは舌で、歯ぐき、粘膜の順に見られます。

初期の場合は見た目が口内炎と似ていることが多いです。

口内炎の軟膏を2週間試しても変化がない場合、がんの可能性も考えて大きな病院で検査を行う必要があります。

さらに時間がたつと、口内炎のように見える部分の周囲が硬くなって「しこり」となり、痛みをともなうようになります。

痛みと病変のために食事や会話が徐々に困難になってきます。

がんは転移をするという性格を持っており、多くはあごの下や首にあるリンパ節に転移し、大豆の大きさ程度のしこりとして触れるようになります。

最終的には、がんが全身に転移します。

中でも肺が最も多く、PET検査や胸部X線写真や胸部CTなどで確認できます。




口腔がんの治療方法

口腔がんの治療は手術療法、化学療法(抗がん剤)、放射線療法の3本がメインです。

これらをがんの進み具合を考慮して組み合わせます。

これらのうち、しっかりと治せる可能性(根治性といいます)が高いのは手術です。

MRIやCT画像でがんの広がりを確認し、がんの周囲に1cmの正常組織(安全域と言います)をつけて切り出します。

直径1cmの大きさのがんも直径3cm取らないといけません。取り残すを再発するからです。

手術ではがん口腔がんは会話、咀しゃく(食べ物をかむ動作の事)えん下(飲み込む動作の事)といった機能だけでなく、見た目(容貌)も要求される領域ですので、がんを取った時には別の組織を移植して補ったり、特別な入れ歯を用意したりして、機能回復を図ります。

手術を行っても、取りきれない(まだ残っている)可能性がある場合には、放射線治療と化学療法を併用します。

全身麻酔が耐えられないような全身状態だったり、手術では取りきれない重要な臓器にまで広がっている場合は、手術をせずに化学療法や放射線治療ができるか検討しますが、その分再発や転移の可能性は高くなります。

口腔がんの予防法

口腔がんの原因にあるリスクファクターを減らすことがメインとなります。

普段からできることは禁煙、節度ある飲酒、緑黄色野菜をバランスよく摂ることでリスクを減らせます。

禁煙については最近は「禁煙外来」を設ける病院が増えてきました。医者の指導を受けながら、徐々に禁煙することができます。

また、定期的に歯科医院にかかることがとても重要です。

合わない入れ歯の修理や、舌や指で触って尖っているところを治療してもらうだけでなく、歯石の除去、虫歯のチェックなどを年に2?3回の間隔で受けましょう。お口の中を健全な状態に保つことで、がんのリスクを減らします。

またがんが出来たとしても、早期に発見して早期に治療することで、がんを治すことができます。




 



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